第三の敵

  • 2016.09.16 Friday
  • 18:27

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震災前、原発は絶対、安全ですとFMラジオは言い続けていた。

国道6号線の原発の側を通る度に、そんな事はないと思っていた。

絶対は、人間が死ぬことに使う言葉だと嫁さんは言っていた。

 

町は一番、県で金持ちの町で、電源立地の助成金が出て、建物が立派だった。

ご先祖様は、出稼ぎにいくほど貧しい町であったから、生活のために受け入れて、判子を押してしまった。

そして、町の人はそこで働いていた。いい事づくめだった。

 

だが、事故は起きた。

いままでスポンサーであった会社に、最初は何も言えなかったが、言っていい状況になると、賠償を求めた。

それは当たり前のことだけど、契約をしなかった人たちも強制的に避難させられ、人々の生活も緑の大地と青い海と、そこで育つはずだった子供たちの未来を汚してしまった。

判子を押してしまった人の子孫も被害者だから、何の恩恵もなく避難をしている人は、その人たちを責めてはいない。

だが今も、釈然としないのも事実だ。

 

そして、この国の原発は次々と動きはじめた。

駿河市長が、もんじゅの存続を国に求めたニュースは、ショックな話題であって、戦うべき相手が会社や国だけでなく、国民、結局は自分自身であることに気づかされる。

すべては無関心であったり、経済至上主義だったり、自分だけが良ければいいという考え方とその時の判断の招いた結果なのだ。

再び同じ轍を踏まないように、福島に住む者として伝えようとしてきたが、リスクを覚悟の上、国民が選択することもあり得るのかと思うと、やるせない気持ちになる。

 

( ※写真は双葉町にあった撤去された看板です。)

 

 

 

少し違う風景

  • 2016.09.12 Monday
  • 18:25

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南相馬原町区にある元利用者のお宅に家庭訪問。

家庭環境が激変して体調を崩したと聞いて、心配になって行ってみた。

 

しばらくぶりに走る道、やはり被災地の風景が見られる。

フレスコキクチは地元のスーパーマーケットで、売り上げを伸ばして宮城県にも進出しているほどがんばっている企業であるが。だが、南相馬市の大木戸店は、震災以来、再開できていない。働くパートの従業員が集まらないためだ。今でも、原発事故の影響が残ってるんだなぁと思う。

 

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山の方にコンビニが出来たのは、除染の作業員が多いからだと思われる。

作業員のプレファブの仮設の宿舎もすごく建てられ、目にすることが多い。

写真は、バス会社の駐車場かと思ったら、除染の基地だった。

日曜だったこともあり、駐車場にこんなにバスがあるのには驚いた。

 

今日は月命日で、震災から5年半が経過した。

除染は、まだまだ続き電力会社経由で電気代と税金から賄われるらしい。

原発は経済的に効率がいいと言ってきたが、これじゃ最悪じゃないのかなぁ。

四苦八苦

  • 2016.09.02 Friday
  • 18:16

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台風が過ぎて一安心と思いきや、もくもくでは風邪で体調を崩す人が多く、ハラハラドキドキの日々です。

作業日報を記録するのを効率的に行うため、データベースソフト(ファイルメーカー)で、簡単なソリューション(プログラム)を自力で製作中。業務を簡単に行うために、久々に技術書を読んでおりますが、歳のせいか、なかなか頭に入ってこない。私の頭は錆び付いているかも。目も弱っていて、困ったことばかり。でも、自分が情けなくて、使えこなせるようにしたいと少し勉強することにしました。

 

京都のSさんから、ぶとうを頂きました。ありがとうございます。

臨時休業

  • 2016.08.29 Monday
  • 22:17

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台風10号のため、工房もくもくは臨時休業。

相馬は大きな被害はなかったが、岩手や北海道に大きな被害をもたらした。

1日前の予報では、福島県の上陸であったので、他人事ではない。

 

フクイチの情報もニュースでも少し流れていたが、台風が原発に直撃したら、もちろん垂れ流しになるに違いない。

今回も予測を超える災害は発生してしまった。

台風が通り過ぎたと思ったら、また地震。

日本は災害の発生しやすい国なのに、ハラハラして原発を動かす必要あるのかな?

思いをつなぐ

  • 2016.08.28 Sunday
  • 22:15

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きょうされん福島支部の勉強会は、次世代へ小規模作業所のスピリットを引き継ぐエネルギーに満ちた内容でした。県内の作業所の実践報告あり、就労部会の会員さんたちの事業所の実践の話ありで、とても濃い内容であったと思います。各施設とも、障がい者の作業所という枠を超えて、地域になくてはならない存在になっている。まだ、スタートしたばかりの自分にとって目標となるような事例が紹介され、思わずため息が出ました。それぞれの施設が個性的な仕事をしていますが、障がいを持った人の働く権利を守ろうと必死に動いてきた結果なんだと思います。

何を見せるか。

  • 2016.08.26 Friday
  • 22:13

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もくもくのみんなと、仙台うみの杜水族館に行ってきました。

イルカやアシカのショーがあるのですが、スタッフとの信頼関係が感じられて良かったです。

見せるものが、イルカの芸ではなく、ストーリーなんですね。

言う事の聞かない若いイルカくんもいて、それはそれで面白い。

廃館となった松島水族館のアシカくんも、再就職してがんばっていました。

そして、これから…。

  • 2016.08.23 Tuesday
  • 22:08

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 南相馬小高区は、今年の7月に避難指示が解除されました。小高区に戻って住んでいる人は、震災前いた住民1万人中、約500名ほどだそうです。戻ってきた人の気持ちはどうかと小高区で働く友人に聞くと、戻ると覚悟を決めているので、明るく活動的で絶望はしていないそうです。小さくとも自分の町を取り戻す役割を持って、住んでいると思ます。

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避難指示解除の日、JRが開通し、高校生の女の子が電車に乗っていたそうで、少ないけど子供もゼロではない。町には改修した住宅はいくつか見られ、地震で崩壊した家は撤去され、少なくとも放射性廃棄物の入ったプレコンパックと言われる黒い袋は、住宅地からは消えました。

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南相馬にあっても、小高は特別な問題で、一部の人だけの問題になっているかもしれないのですが、それでも住民たちは悲観的にならずマイペースで進んでいくと思っています。自分はそれを応援したいと思っています。

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隣の原町区や相馬などに、避難して家を建てた人はたくさんいて、お盆や正月には小高に帰るという人もたくさんいます。小高は小さいけど、人間関係がしっかりしていて、いい町だったと思います。離れていても小高の人にとって、故郷は小高で、故郷を大事に思っているなぁと感じます。

 

 

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浪江のお友達もいて、町に入ったのですが、そちらはもっと厳しい状態で、町を見る限り、小高よりも3年以上は遅れている感じです。来年春には避難指示は解除される予定ですが、避難中の住民の意識をつないでいくことができるか不安になりました。

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今、自分は避難区域から離れて暮らしていて、その問題を当事者として、内から語ることができないジレンマに悩まされます。避難指示のあったエリアは、2011年は原発から30キロでしたが、国は、帰還困難区域と言われる高線量の所以外は除染をして避難指示を解除させたいようです。早く終息したことにしたいのでしょう。正直言えば、自分もこの問題から離れ、ふつうに暮らしたいという気持ちもあるのです。しかし、人のいなくなった町に行く度に、怒りや悲しみの感情が出て、また向き合うことになるのでした。浪江も小高も、一度、今の状況を見てもらった方が伝わると思います。

 

 

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今は子どもがいない小高小も、小高区の小学校が合併し、来年から再開する予定です。子どもが戻れば、未来があるように感じます。ちなみに小高駅周辺の町は、線量的には、0.1〜0.2μシーベルトと、それほど高くはありません。

浪江の小さな希望

  • 2016.08.17 Wednesday
  • 22:01

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ファクトリーに寄ると、浪江町の役所の方とコーヒータイムの橋本さんが打ち合わせが行われていた。

住民代表として、委託された稲刈りの事業を、コーヒータイムが請け負う。

内容は、東京の大学と福島大学の学生の参加を募り、宿泊させ浪江の現状を伝える事業である。

避難して顔が見えなくなっている住民を代弁し、町のビジョンを策定することに福祉事業者が関わっている。

人が住めない町に、役人が企画するだけはなく、住民の声を聞いて動いている姿があった。

浪江町は、原発事故から5年経ってもまだ避難指示が解除さず、住民は住むことが出来ない。

生きていくには、希望、あきらめないことが大事なんだと教えられた。

まだ終わっていない原発事故がそこにあった。

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かえる新聞

  • 2016.08.15 Monday
  • 21:42

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そうまかえる新聞が届く。今回は全国から集まった人たちで、相馬でライブをした記事です。なんかいい感じ。

きょうされんの研修が重なり、参加できないでしまいましたが、後ろのフラッグを描いて協力しました。

山口洋さん、大森洋平さん、モンスターロシモフさんなど、知りあいの方たちが参加していて、見たかったなぁ。

 

ちなみに、そうまかえる新聞のイラストは奈良さんですが、ロゴは、えんどう豆のくるみさんとみずほさんと所長の高野さんの娘さんともくもくのみづほさんの合作です。

そうまかえる新聞は無料で送付してくれるので、欲しい方は問い合わせしてみてください。

 

somakaeru@yahoo.co.jp

 

現在、えんどう豆が配送をさせてもらっています

景勝地はどこへ?

  • 2016.08.12 Friday
  • 21:37

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久しぶりに松川浦へドライブ。松川浦は松並木が見事な景勝地であったが、画像では見にくいが、太平洋に面する部分は、松林がコンクリートの護岸に置き換わっていた。やはり、そうくるか。

津波で被災した所の多くは景観は配慮されていなくて、なんだかなぁ。日本の美徳としての、人間と自然の調和は、国や県の工事ありきの方針に押され気味のようである。お金がかかった方がゼネコンとしては良くて、復興な名の元に堂々と工事ができる。歴史や伝統まで流しさってリスタートするのだけれど、見事に今の日本の価値観が反映されている。こなままだと、ちょっお唖然とする未来になるかもしれない。

暑いのに体が冷たく、体温がコントロールできない。大丈夫か自分? 運動不足? とりあえず寝る。

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