一歩進んで、一歩下がる

  • 2020.03.25 Wednesday
  • 00:15

 

 

自立支援協議会の「就労支援ガイドブック」が仕上がってきた。

私も大変だったが、最後まで赤ペンを入れた担当者のSさんも大変だったはず。

 

編集に対してお金は出ないので、完全ボランティアである。ブックレットに限らず、建築も工芸も、創作物にはデザインは欠かせないが、それに予算がつかないのである。大学でデザインを学んできた私にとって、この地域の理解がないのが何とも切ない。

 

どんな社会資源(福祉施設)があるか、わかりやすい資料ができたので、これは相馬市の資産となるはず。

冊子は、やると決めてみんなで手弁当でも作ってしまったのだから、文句も言えないのだが....。

 

 

 

 

 

編集に関わってくれた市の担当者のSさんが異動になった。

障がい福祉の生き字引というか、話せる人は彼女を通してだったので、落胆してしまった。

これから誰に相談すればいいんだろうなぁ。

 

市長に会って話した時に、専門性の高い人を育てて動かさないでくれと懇願したにも関わらず、こういう結果だもんなぁ。

移り行くのは摂理だが、何だか切ない年度末だ。これじゃ、積み上がらんよ。

 

 

 

冊子は、相馬市限定のものだが、50部ほど頂いてきたので、必用な人は連絡くださいませ。

 

FAX 0244 26 4641    工房もくもく 佐藤まで

 

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    予告看板

    • 2020.03.24 Tuesday
    • 02:10

     

    相馬でも、オリンピックのトーチランのため、交通規制があるようです。

    送迎、どうしよう? と思うのですが、オリンピックは開かれるのでしょうか?

     

    就労支援ガイドブックの編集が終わり、ようやく開放された。いや、長かった。

    他の仕事ができなくて、片手間にやる仕事ではなかったような気がする。

    障がい者の就労というテーマはマイナーな分野だけど、この町にとりあえず足跡は残した。

    3月末には出版される予定。

     

     

     

     

     

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      式典の中止、相次ぐ

      • 2020.03.22 Sunday
      • 01:42

       

      プライベートな話であるが、コロナウイルスの影響で、末娘の中学校の卒業式に保護者は出席できなかった。

      東日本大震災で、幼稚園の卒園式はなしだった年代。入学式も最低限だったような気がする。

      2番目の娘も、大学の入学式が中止になったと連絡があった。

       

      毎日、コロナウイルスの報道ばかりで、精神状態が不安定になっている人もいる。

      だが、全く気にしない人もいる。このハッピーなタイプはうらやましい。

       

      仕事がなくなって不安になる人が多いのかな。

      原発事故後の事を思い出すのだが、失って当たり前の生活のありがたさに気付く。

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        花粉症とぜんそくのバッチ

        • 2020.03.18 Wednesday
        • 06:26

         

        相馬のお客さんから依頼されて「花粉症とぜんそくのバッジ」を作りました。

        Miduhoさんの絵が、なんともいい味になっております。

         

        花粉は飛んでいて、すでに発症している人もいると思います。

        咳は、コロナウイルスと勘違いされないようにアピールする意味もあるのかな。

         

         

         

        ぜんそくバージョンもあります。

        販売はこちら。  

         

        もくもくSHOP

        https://mokumoku.buyshop.jp/items/27113848

         

         

         

         

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          春を見つけに

          • 2020.03.16 Monday
          • 06:45

           

          コロナウイルス騒ぎで、もくもくの月のイベントは、屋外に出て公園巡りになった。

           

          隣りの新地町の震災復興公園は、津波で被災した海の見える場所にある。

          10mほどの丘に登ると、そこが津波の到達点で慰霊塔が建てられていた。

          水が壁のように押し寄せたら、ほとんどのモノは壊れる。

          恐怖を感じた。

           

          たくさんの人が亡くなり、みんなで合掌。

          鎮魂の鐘を叩いた。

           

          集落だった所は、きれいに整備され、休日は子どもたちが元気に遊ぶ公園になった。

           

           

           

           

           

           

           

          春を見つけた。

           

           

           

           

           

           

           

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            完全復活、常磐線。

            • 2020.03.15 Sunday
            • 01:21

             

            おー、きたきた!

             

             

             3月14日、JR常磐線が全線開通しました。もくもくの目の前を、スーパーひたちの新車両が走っていきました。鉄道が通ると町が活性化する感じがして、素直にうれしい。感動があります。これでまた一歩、前進です。仙台や東京方面に行くのにも、便利になります。

             

             放射線量が高い所を通ることになるかもしれませんが、希望を与えられる事であることは、間違いのないことだと思います。ありがとうJR東日本。

             

             

             

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              福祉車両、ありがとうございます。

              • 2020.03.13 Friday
              • 00:54

               

               

               台風19号とその後の大雨で、送迎車が水に浸かり使えなくなってしまいました。3月11日、「きょうされん」と「夢かぜ基金」とから支援を頂き購入した送迎車が届きました。7人乗りで車いすが送迎できる車です。

               

               全国の思いが詰まった車です。施設の名称と寄付して下さった団体のカッティングシートを切り貼付けました。夢かぜのYさんからは、貼らないくてもいいよと言われたけれど、思いが詰まったものなので記すことにしました。

               

               

               

               きょうされんは、3.11の直後から現場を支援してくれた障がい者に対する思いが強い団体です。障がい者の問題の関心が薄い地方にあって、心の拠り所になっています。もくもくの開所の時にも支援してもらいました。

               

               

               

               

               夢かぜ基金は、震災の年の6月に仙台で開かれた「とっておきの音楽祭」にも支援をいただきました。原発事故で南相馬のほとんどが避難した時に、全国各地に避難した「えんどう豆」の利用者を集めるため資金を頂きました。

               

               災害を受けた時に、支えてくれる人がいるということは、ありがたいことです。つらい時もありましたが、結果として、たくさんの人と出合い、貴重な経験が残っている。不思議なものですね。支援して下さった皆さんに感謝です。

               

               

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                9年目の3.11

                • 2020.03.12 Thursday
                • 06:54

                 

                3.11、サイレンが鳴り、みんなで黙祷した。

                相馬市では465人が亡くなり、19名が行方不明だ。

                利用者の親戚にも、亡くなった方がいたそうだ。

                 

                 

                南相馬市は死者が1046人、行方不明が111名。

                えんどう豆からもくもくへ、場所は変わっても、思いはいっしょ。

                 

                もくもくでは、毎月、11日に避難訓練をしている。

                今回は地震の想定で、机の下に避難した。

                2011年も同じだったので、この光景を見ると当時を思い出す。

                 

                 

                送迎を行う場合は、津波で被災したルートは避ける。

                海から2キロ離れた国道6号まで到達するなんて、思っていなかった。

                 

                電話や携帯がつながらない場合もあった。

                ショートメール、SNSで連絡した方が有効だった。

                 

                その後、避難場所の市民会館前に移動した。

                基本は、すみやかに保護者に引き渡す方針は変わっていない。

                 

                災害は起きない方がいいのだが、概ね100年に一度くらいで津波は来るようだ。

                すでに概ね10年、1/10は経過したと考えると、時間が経つのは早い。

                (原発の廃炉作業が終わる前に、来るかも。)

                昨日までいた人がいなくなる恐怖、いつもの日常が戻らない恐怖。

                伝えていかないといけない。

                 

                 

                 

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                  自問自答

                  • 2020.03.11 Wednesday
                  • 02:29

                   

                  震災と原発事故から9年。

                   

                  あの日、誰にでもある古里が傷いた。心が痛んだ。未来が見えなくなった。

                  いろんな人が来て助けてくれた。人は助け合える存在なんだと学んだ。

                  瓦礫を片づけ、道を作り、種を植え、家を作り、人々は営み続けた。

                  そうなんだ。生きていれば何とかなるんだ。

                   

                  だが、放射線という見えない敵が、古里を奪った。

                  仕事、家族を失って絶望する人。

                  地元の食べ物を食べられず、家族が引き離される現実。

                  原発を止めようとしない国。

                  選挙で、これが国民の総意なのかと失望したこともあった。

                  でも、諦めることはない。

                   

                   

                  JR常磐線が全線開通する。

                  オリンピックのトーチランが、福島のJビレッジからスタートする。

                  福島第一原発の周辺の人たちは避難して、今も古里に戻れない人もいる。

                  戻った人もいるが、町に震災前のような賑わいはない。

                  でも、そこでがんばって生きる人がいる。

                  国の国民に対する罪。人間の自然に対する罪。

                  廃屋と新建材で作られた建築、その町に少し違和感を感じる。

                   

                  何を学んだのか。どう生きるか。

                  傷ついた古里で、自分が自分の町のためにできること。

                  命を守ること。障がいのある人を支えること。

                  何を作るか。何が大切なのか。

                   

                   

                   

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                    お年頃?

                    • 2020.03.04 Wednesday
                    • 06:45

                     

                    はた織りの織り機に、自分の描いたアイドルの絵を貼付けたMIDUHOさん、お年頃なのね。

                    お母さんといっしょから卒業し、アイドル系に移行中。 これも成長かしら。

                     

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