山元町は、宮城県亘理郡山元町にあり、福島県と隣接しています。私の住んでいる相馬から30分くらいでしょうか。震災前は人口は16,000人ほどの小さな町です。東日本大震災では、山元町の死者数は 661人、行方不明者数 88人と甚大な被害があり、今では約13,000人となっています。 お世話になっているスーパーマーケットのフレスコキクチさんが、山元町に店をオープンしたというので、買い物に行ってきました。
店は新しくできた常磐線のJR山下駅前にありました。国道6号線新しくできた道路ができ、都市の郊外型のベットタウンのような景色に生まれ変わっていて、いささか戸惑いを覚えました。駅周辺は震災後に建設された住宅地となって、駅西側にはロータリー・駐車場・駐輪場が整備され、公共施設も駅周辺に新しく出来ています。違和感は、歴史を感じないことからくるのかもしれません。しかし、仙台のベットタウンとして、明るい町として新しいイメージで町づくりをするのは正しい選択のように思いました。
駅の前には、障がい者施設の「ポラリス」によって製作された壁画がありました。エイブルアート?の協力によって作られたものと思います。地域に貢献しているのは、いい感じですね。田口さん、すごいなぁ。 フレスコの店内はたくさんのお客さんで賑わっていました。ここは宮城なので魚が安心して食べられるんだなぁと実感しました。カニとタイとタラで今晩は鍋にすることになりました。地元の農家の野菜も並んでいました。
ちなみに前の駅舎はこんな感じです。ずいぶんと雰囲気が違いますね。
1キロほど内陸側に、高架の線路の上に新駅舎はあります。
JR常磐線の浜吉田と相馬間がつながり、12月10日には、仙台駅から小高駅まで復旧するそうです。
それにしても、宮城と福島の復興のスピード感がまるで違う。
福島はビジョンが描きにくいかもしれません。