雪の研修

  • 2016.01.31 Sunday
  • 04:44
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 全国の障がい者の組織である「きょうされん」の研修が福島県で開かれ、最終日は浜通りの相双地域をバス5台で巡った。最終日、私もバスの郡山から南相馬まで添乗し案内した。被災地ツアーという言葉が、的確かどうかわからないが、黒い袋に埋め尽くされ、5年間も住めなくなて避難している人が10万人弱いる福島の現状を見てもらい知ってもらうことは、大事であると思う。

 原発事故があっても、これからも再稼働させる国。生活を依存している人の立場もわからないではないが、自然相手に事故は防げるとは考えられず、放射性廃棄物の処理方法も見いだせないままだ。福島に住む者は、残念に思っていても現状を受け入れ、戦っていた。私は聞くことができなかったが、被災地の障がい者の人たちの発表が心打つものだったと言う。

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 雪で覆われ風景が少しやさしくなってしまった。津波で被災した富岡駅では降車し、少しだけ現地の空気を吸った。駅舎は解体され痕跡がわからない。住宅も取り壊されていたが、一部は残されている。海岸の近くは、放射性廃棄物の入った黒い袋が、古墳のように積み上げられていた。

 南相馬の道の駅で「あさがお」のお弁当200食が用意されていた。たいやきカーも出て、所長の西さんが一生懸命に感謝の気持ちを伝え、商魂逞しい姿に脱帽。生きるエネルギーがみなぎっていて、さすが被災地で一番元気な事業所だけはある。私はうまく案内することができず、少し落ちこんだが、全国にこんなになかまがいるのは心強いことだ。





大島小学校から

  • 2016.01.29 Friday
  • 17:12


 兵庫県の尼崎にある大島小学校の特別支援学級の生徒たちが、ひまわりの種を送ってくださいました。ありがとうね〜。そうかぁ、地震と津波の訓練をしたんだね。学校だけでなく、病院や福祉施設の人たちもきちんと避難訓練をした方がいいよね。種は、郡山のにんじん舎に送って、ひまわりオイルにしてもらいます。桂木先生、ありがとうございました。

お絵描き

  • 2016.01.28 Thursday
  • 22:33
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 えんどう豆に行き、描いた絵を見せてもらった。 かわいい絵を描いているが、ずっと描き続けてるわけでないので、表現するところまでは難しいかも。描写力もある人もいるので、もったない気がするなぁ。藤沢の海さくらのキャラクターのエノシゴくんは、よく表情をとらえている。

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新しくできる作業所のスタッフになる人に、障がいのある人たちの働く作業所の事を知ってもらおうと思ったが、どのように感じただろうか? 


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彼女は、集中して作業ができるようになっていて、精神的な成長が見れてうれしかった。問題はこれを、どう製品に仕上げていくかです。それも職員の仕事です。

アセスメント実習

  • 2016.01.27 Wednesday
  • 06:28
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 作業所に入るためには、市町村から受給者証をもらう必要があるが、就労継続支援B型の施設を利用する予定の娘は、学校から直接、就労継続支援B型には行けない。一般の就労がダメだったら、最低賃金を支払わなくてもいい B型の福祉サービスを利用できるということらしい。何だか、面倒な理屈だ。

 まず市役所に行って受付して、民間の相談事業所に行ってから、就労移行支援(またはナカポツセンター)が、作業所で実習してアセスメントをとって、この人は一般就労はちょっと無理かなぁと判断してもらうと、市役所がB型を利用してもいいよというの受給者証を書いてくれて、相談事業の人の紹介でB型を利用できる。面倒な仕組みだ。

 娘は、仙台の学校に行っているが、 受給者証をもらうためのアセスメントをとっておらず、急遽、作業所に行くことになった。アセスメントは書いてもらえるが、個別支援計画はセルフプランでお願いしますという話で、就労移行支援(またはナカポツ)が機能してない。相馬には就労移行支援はなく、ナカポツは手が回らない。結局、自分で作る? 自分の娘のことだが、面倒な話だなぁ。

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実習先の作業所の様子。刺し子をしています。


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フェルトのお仕事。


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学校の実習と違って、工賃が発生して、お金がもらえるそうです。


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やる気、満々です。



 

雪の九州

  • 2016.01.26 Tuesday
  • 06:09
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 大分からの帰り、長崎空港から帰る予定で、ソニック(在来特急)で博多に向かうが、10年に一度の寒波が来て、JRでは諫早から先が雪で動いておらず、長崎まで行けないと言われる。午前10時には、飛行機の欠航が決まってしまう。慌てて新幹線の移動に切り替えて、仙台空港に向かうことにした。午前8時前に出て、自宅に着いたのは午後9時。13時間の長旅になってしまった。ちかれた〜。

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水戸川鋭治さんのデザインしたホテルに泊まり、電車にも乗ってきたが、個性的なデザインの力に魅了される。シンプルだけのデザインではなく、ホテルの壁紙や建具までデザインして、日本の文化的な要素も含めているのがすごい。今でこそ立派な大分駅ではあるが、以前はぱっとしなかった駅だったらしい。

大分の夜

  • 2016.01.25 Monday
  • 23:25


大分で2回目のプレゼン。雪にも関わらず、20名くらいの方が集まってくれました。大分Babeysは、主に飲食店の店主たちが集まっているボランティア団体で、被災地の大槌町、陸前高田(岩手)や石巻(宮城)そして南相馬にやってきて支援を行っています。ミュージシャンの大島圭太さんとえんどう豆に遊びに来てくれたのがご縁で、ずっと交流が続いています。代表の関元さんは、忌野清志郎さんや三宅伸治さんとの交流が深く、お店には縁の品々が並んでいました。相馬に来てくれた方たちのお店に行くとファクトリーのバッジが並んでいて、近くのお店にも声をかけてくれて置いてくれています。なんとお礼を言っていいのか...。すばらしい夜になりました。

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ここが代表の関元さんのバー。やっと行けた。清志郎さんのマイボトルを見せてもらい感激。

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べっぷ優ゆう

  • 2016.01.24 Sunday
  • 23:22


えんどう豆にボランティアの入ってくれた松川さんが働いている「べっぷ優ゆう」という障がい者の施設を見学してきました。紙すきやクッキー作りが主な仕事です。休日だったのですが、施設の前で、地元の新鮮な野菜や海産物や施設の製品を販売する朝市を開いていてました。餅や焼き芋を焼いていて、なかなかいい雰囲気です。利用者の方たちが通所してくる時間にお邪魔しましたが、やさしい雰囲気がある作業所だとわかりました。




もともと作業所は、施設長がダウン症の子どものために、15年に開き社会福祉法人も持っています。私もダウン症の子どもの親なので共通する点があって、将来はこんな作業所にしたいと思いました。

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市営住宅に囲まれた位置にある「べっぷ優ゆう」。地域の人たちとの交流も盛んなようです。

 
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    定やんin大分

    • 2016.01.23 Saturday
    • 06:09
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     きょうされん大分支部での勉強会に参加してきました。 津波、原発事故、防災に対する意識、そして今の福島の状況を何とか伝えようとしました。講師が私でよかったのかどうかはわかりませんが、大分支部の皆さんの意識は高く、深く考える姿勢がありました。災害が発生した時、障がい者が特別な支援が受けられるとは限らず、平常時からのネットワークが大切です。きょうされんが、命を守ろうとする姿勢は、日本のどこの場所であっても変わらないのかもしれません。

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    会場の「樫の木」さんは身体障がいを支援する施設で、すごく広くてびっくりです。作業所の大きさの標準はないと思いますが、相馬の新しい作業所やえんどう豆ちは比べられません。10倍以上です。勉強会では、支援に対するプロ意識、厳しさも垣間見えて、こちらが勉強になりました。授産についての悩みは、全国どこでも同じで、生産性をあげると支援が難しなり、工賃が頭打ちになる。それを突破するには戦略が必要になるかな。私の方が、クッキーや紙すきに興味津々なんですが....。

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      いざ大分へ

      • 2016.01.22 Friday
      • 05:08
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       いざ大分へ。きょうされん大分支部に呼ばて講演のため、久しぶりの九州です。仙台空港から伊丹空港で乗り換え大分いり。プロペラ機。結構、好きです。天気に恵まれ予定より早く着きました。震災後、えんどう豆に3度もボランティアにきたMさんのお世話で実現しました。別府の町は、伝統のある温泉街で観光の町で活気がありました。ふつうに町の生活があり、うらやましく思いました。こんな所まで来ても、福島のことを思い出す自分が哀しいなぁ。



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       町のいたるところに温泉があって、湯煙がで出ている所もあります。早速、公衆浴場に入ってきましたが、入湯料は100円です。平日、おじいちゃんも障がい者の人もたくさん入っている。利用時間に温泉ってあり? 洗面コーナーに給湯がなく、湯船の近くで体を洗うのは、ボイラーを使わないためですね。福島の公衆浴場と同じだなぁ。

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       別府の町は海の近くにあり、山もすぐ近くにある。津波は心配な所ですね。四国の伊方原発から60キロくらいで、原子力災害もないとは言えない場所ですかね。でも、ホテルがたくさんあるから避難所は困らないかもしれないなぁ。海抜◎mの表示があるので、津波に対する意識はあるのだと思いますが、津波の高さの半分くらいは被害が及ぶと考えた方がいいです。

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       立派なクスノキ。我が家にもありますが、南の土地の木です。


      豆のHP

      • 2016.01.21 Thursday
      • 05:51

       えんどう豆のホームページの作成のお手伝い。予算の関係上、商品を売ればいいとだけ思っていた所長と元所長でしたが、コンセプトを正しく伝えることが販売につながる!とアドバイスを受けました。みんなを大事にして商品が生まれ仕事をしていること、畑や草木染めは、自然の営みを体感させて、幸せに暮らすための仕事であることを伝えました。プロだから伝えられることはあって、仕上がりが楽しみです。がんばれ、高野所長。

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