もくもく準備中。

  • 2015.10.30 Friday
  • 12:18

 相馬の作業所「工房もくもく 」の予定地を確認してくる。契約も済み、いよいよ工事にかかるためCADで図面を描く。雨仕舞いが面倒で方針が解決しないと大工さんも進まないので、プランを考える。相馬駅から徒歩2分の場所だが、2階建ての2階の部分を、格安で借りることが出来た。隣の駐車場も借りられたので、壁を壊して入り口を付ける計画だ。予算は、自腹を覚悟していたが、木口福祉財団さまより、補助金を頂けることになった。う〜、本当に助かります。ありがとうございます。
 だが、まだ不足していて、削ることばかり考えてしまう。舗装の見積りを出したら、震災前の1.5倍になっていて、予算を大きく越えてしまった。月曜に再度、打ち合わせをしないと....。



タイ王国より来豆

  • 2015.10.28 Wednesday
  • 23:11
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 タイのバンコクからやってきた林さんといっしょに、えんどう豆を訪問しました。彼女は、震災直後から、えんどう豆と南相馬ファクトリーを、ずっと応援してくれていて、東日本震災をテーマに各地の被災した時の様子を紙芝居にするプロジェクトの活動もしています。えんどう豆のメンバーとも、すぐに仲良くなって、コミュニケーション能力の高さには脱帽です。一緒に来た、新地町の朝日館の村上さんもステキな方でした。えんどう豆では、二人に歌とダンスでお礼をして、喜んでもらいました。「また、来てね!」

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残すぞ。うまい水。

  • 2015.10.27 Tuesday
  • 06:54
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 毎日、飲んでいる水が汚染されていないか、福島に住んでいれば、気になることである。相馬の水は、放射性物質が飛散した地域のダムから引かれてる。表土に付着した放射性物質は、水で流され、湖やダムの湖底に溜まる。川から海へと運ばれる。水は、ダムから太い水道管で、相馬の浄水場まで運ばれ浄化され、家に配水される。

 正直、怖くて聞けなかったが、水道局の資料を発見したので紹介する。

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ダムの底は、42〜48,000ベクレル/kgの放射性物質が検出されている。
(水からは、h23年7月以降検出されていない。)

浄水場では、過去23,000ベクレル/kg検出されたが、現在、838ベクレル/kgになっている。

送り出される水からは、h23年7月以降検出されていない。

セシウムは、PACという薬品で除去できる。
プルトニウム、ストロンチウムも検査している。


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と言っても怖いのは確かで、飲料水を買う人は多い。浄水器でも効果があると知り合いの大学教授にすすめられ、我が家にもついている。上の説明を読むと、平成21年3月から平成23年6月までは、放射性物質は検出されていて、私たちは知らなかったのかと、意地悪な読み方もできる。先日の台風で、ダムの底と水はどうだったのだろうと考えると、あきらめるしかないのかなぁと思ってしまう。




  

チンゲンサイ

  • 2015.10.27 Tuesday
  • 00:24

 本当は多趣味の私であるのに、何が楽しみなんですか?などと言われる始末で、すっかりジジイになってしまった。生け花、バイク、木工、美術鑑賞、いろいろやりたい事はあるんだけどなぁ。

そんな私が楽しみなのは、新鮮な食材をおいしく食べる事。台所にあったチンゲンサイが立派で、どこから買ってきたのか?と母に聞いたら、飯館村の人にもらったそうだ。飯館村の人は、原発事故で強制的に避難させられ、仮設住宅に300人くらいは住んでいて、一部の人たちが共同で畑を借りて、野菜を栽培している。震災前は、大量に出荷していたそうで、近くの農家のおっさんが、育てるコツを教えてもらえなかったと嘆いていた。支援金で農作業をしている畑なので、この野菜の販売はできないらしい。

垣間見える現実

  • 2015.10.25 Sunday
  • 06:22
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 手をつなぐ親の会の 県大会の2日目は、4つの分科会に分かれ、障がいのある人も参加して課題を話し合う。アトラクションは、いわきから参加の「きらきら」のメンバーが、歌とダンスを披露した。相馬までの道で、原発のある地域を通り、復興がまだまだと思ったそうだが、「私たちが元気でいよう!」と言っていた。

 会場の隣りの敷地には、親の会で作った福祉事業所があるが、作業所が社会福祉法人になって、いろいろあって、大会に参加する人がいない。アトラクションも、本来なら相馬の作業所で働くメンバーが、ステージに立っているはずなのに.....。しかし、嘆いていてばかりではいけない。これが相馬の現実で、ここに住む人が、未来を自分たちで作っていくしかないのだ。えんどう豆を辞めた理由の一つはこの問題にあり、私のこれからのミッションもここにある。

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 はたらく、親の会、子どもの支援、高齢化のテーマに分かれ、分科会が開かれた。

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楽しそうに絵を描いていました。

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 授産事業振興会の販売に、南相馬からビーンズからKさんが、ボランティアで来て販売をしていました。メンバーが書いた文字をのエコバックが人気でした。私も少しだけ、販売に参加しましたが、販売側が落ち着きます。(笑)
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    手をつなぐ親の会 県大会

    • 2015.10.24 Saturday
    • 22:33
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     手をつなぐ親の会は、全国各地にある親の会で、福島県連合会が相馬市で開かれ、参加してきました。今年の参加者は、少なかったようですが、市長、県知事や議長、国会議員をお呼びして、盛大に行われるものだったと初めて知りました。亀岡さん、金子さん、吉野さん、ごうくろうさまです。


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     親の会は、ボランティアで組織され、我が子のために行動してきたのですが、国は障がい者の法律で、福祉事業を法人で行い、サービスを提供する立場を 求め、結果、作業所は福祉事業所となっていき、親の会の役割は薄らいで行ったように思います。





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     ダウン症の親の会で知り合ったKくんのお母さんは、福島の会の会長となっていて、びっくり。世代交代が難しい中、うまくいった所もあるようで、うらやましく思いました。支援を行ってきた方の他に、障がいを持つ当事者である方も表彰され、うれしそうな表情が印象に残りました。


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     授産事業振興会、なのはなの家(福島)、トマトハウス(郡山)などの授産品の販売も行われていました。地元が来ていないのが、ちょっと寂しいなぁ。親の会は知的障がいがベースなので、相馬の福祉状況がわかります。ずっと南相馬で働いていて、地元も盛り上げていこうと思います。




    子どもと地域

    • 2015.10.22 Thursday
    • 23:52

     国からの復興補助金が終了し、県の基盤整備事業で行われていた障がい児の支援の打ち切りが決まったと告げられる。岩手や宮城と違って、原発事故で避難している人が10万と言われている福島への配慮はないようだ。

     震災後、相馬地方の、行政、支援学校など障がい児支援の団体が集まり、地域ミーティングが開かれている。原発事故で避難したことが原因で、環境が変わり、厳しい状況に追い込まれている事例を聞くと胸が詰まる。まだ全国の専門家の支援を必要とする特別な地域であることを実感した。どうして声は届かず、仕組みは作れないのか。課題山積み。

    復活!秋祭り。

    • 2015.10.21 Wednesday
    • 17:55
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     南相馬市の小高区は、原発事故で避難指示が出されていているが、来年の4月には避難指示が解除される。先日、「秋祭り」が行われた。何とか活気を戻そうと出店も多かったそうだ。住民に戻ってきてもらおうと必死さが伝わってくきます。

     上の画像は、東北電力のキャラクターのマカプウくん。機動性が悪く、台車の載せられ移動していたが、捕獲されたようにしか見えないですね。東京電力のキャラだったら笑えないけど...。

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    駅前通りに、賑わいが戻った。

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     Bさんの報告によると、近くでマスクをして除染している人がいて、子どもたちは綿アメ食べていて、不思議な感じがしたそうです。この辺りの、放射線量は、0.2マイクロシーベルト/h程度なので、原町区の市街地と変わらないのですが、一度、避難させたことによる弊害が、人を不安にさせてしまいます。

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      お別れの日

      • 2015.10.20 Tuesday
      • 06:10

       Aさんが亡くなった。大きな社会福祉法人で働いて、定年になっても小規模作業所の所長として働き、3つの作業所を合併してNPO法人にして、今年度で引退するはずだった。人生のほとんどを障がい者福祉に捧げたと言っても過言ではない。南相馬の福祉祭りでは、引き受けてのない世話人や、市の自立支援協議会の会長も引き受けてくれていた。私も応援したし、応援もしてもらった。南相馬ファクトリーがNPO法人になる時に、副代表を引き受けてもらった。本当に、ありがとうございます。やすらかにお休み下さい。合掌。



      ギタリスト3人

      • 2015.10.19 Monday
      • 22:12
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       原発事故で避難していた、Hagaくんが南相馬に一時帰宅し、えんどう豆に立ち寄ると、そこに待っていたのは、「モンスターロシモフ」の面々。私も招待されて、熱血ライブに参加してきました。Hagaくんは、えんどう豆の初代ギタリストで、避難して体調を崩して、久しぶりにギターを握って弾いている姿に、ジーンときた。2台目のFumiくんは、本当にに楽しそうにエネルギッシュにギターを鳴らします。人と人が反応して、連鎖して、開放されていく。

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       Yu子さんは、毎日がギリギリの所で生きていて、ロックのハードなリズムに、本当に楽しそうに体を揺らし、涙がでるくらいに感激した。聞いている人にこんなに、心動かされるというのも不思議な体験で、彼女が輝いて見えた。所長の高野さんやスタッフも、演奏しているロシモフの人たちさえも、そこは見逃してはいないと思う。Yu子さんだけでなく、えんどう豆のみんなから出ている生の輝きは、障がい者という概念では説明がつかない。ここに集う人を、皆が対等に尊敬できる関係になるということなのだ。

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       こんなにシアワセな場所から、離れなくていけなかったHagaさんと私。新しい道をそれぞれ歩き始めているが、戻ってこれる場所として「えんどう豆」があるのが、すばらしいなぁ。ここは、パワースポットだったのかもしれませんね。


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