古謝美佐子さんと荒川知子さんのコラボレーションが見るのが夢で、それが現実になる日がきました。それも地元の相馬でコンサートができるのは本当にしあわせです。
荒川知子さんとの出会いは10年ほど前になりますが、ダウン症の親の会で主催の講演会に来てもらったのがきっかけです。リハーサルの時に、知子さんのリコーダーを聞いた時に、鳥肌がたつくらいの感動を覚え、両親の愛情に深い感銘を受けました。障がい者という言葉なしに、すばらしいアーティストて、天使のリコーダーと称されています。
古謝美佐子さんは、沖縄音楽を代表する歌手で、ネーネーズのリーダーとして活躍していて、二度ほどライブを見る機会がありましたが、大地を感じる圧倒的な存在感とオーラで、空気が変わります。旦那さんの佐原さんと被災地で支援コンサートを開いていて、南相馬のスーパーのフレスコキクチにも、以前来て歌ってくれました。
会場は観客で満員となり、二人の存在とパフォーマンスに涙していました。底に流れる人に向けられる愛情が会場を包んでいるのがわかりました。古謝さんと佐原さんが彼女に見せる優しさや、えんどう豆のくるみさんとFUMIくんを見つけて踊らさせてくれたり、たくさんの感動がありました。相馬でこれから動き出す「みんなのしあわせプロジェクト」という団体のスタートとして、最高のパフォーマンスでした。みんなが手弁当で協力してくれました。こんな感じの町に開かれた福祉がいいですね。