復活したお菓子屋さん

  • 2015.03.31 Tuesday
  • 23:05
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  南相馬市の小高区(避難区域)にあった菓詩工房 「わたなべ」さんを訪ねました。必ず再開しますと書かれたメッセージボードを覚えている人もいると思いますが、新しいお店は、原町区の比較的、海の近くの辺鄙な所にありました。それでも、お客さんが絶えず、順番待ちの状態です。前を向いて動いていくことが大切なんだなぁと感動して、みんなのケーキを奮発して買いました。

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 鹿島区にある桜平山の散歩コースを約一時間ほど散策しました。天気も良くて、アップダウンもあり、いい運動になりました。えんどう豆に来ている人にとって、仕事だけでなく、こうした活動も大事です。心と体の健康のバランスを保ちながら、一日一日が楽しかったなぁと感じられればいいのかと思います。みんながしあわせに暮らせることを願っての9年間でした。


ごくろうさま。

  • 2015.03.30 Monday
  • 19:05


 年度末の書類もとりあえず提出し、ほっと一息。みんなと集合写真を撮りました。

 えんどう豆が開所した時からいたMさんが、老人のデイサービスへ通うことになり、今日でお別れすることになりました。昔は地域の中で働き、畑仕事がスタッフよりも得意で、職人気質にあって魅力的な方でした。一軒家に住み、自立した生活をしているのですが、加齢のため福祉の力を借りて生活していくことが必要になってきました。



Mさん、20年間、ごうくろうさまでした!

(撮影 塩入正夫さん)



モノクローム

  • 2015.03.28 Saturday
  • 21:27
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 こぶしが咲き出しました。昨日、つぼみだったのに、一日でまったく景色が変わってしまいます。空の相性がいい花ですね。相変わらず、土、日、フルタイムで年度末の書類作成です。

 休日でもお客さんがやってきて、震災の時の花がどう見えたかの話になりました。原発が爆発して南相馬から人が消えた日、私はえんどう豆に、書類を取りに戻った時、梅の花が咲いていて、今でも梅の花を見るとその日がよみがえり、愛でることができないと私が言うと、お客さんは桜を見ても、今でも色がなくモノクロームに見えるそうです。2人とも震災から4年の時間が過ぎても、心の傷は癒えず、トラウマになっているのでしょうね。あの時、南相馬にいた者として、同じ過ちを繰り返さないようにに、福島から伝えなければならいと熱くなってしまいました。

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 今日の昼ご飯は、Tさんから戴いた南相馬の名物?「よつわり」パンです。

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追い込みっ!

  • 2015.03.27 Friday
  • 22:22


 年度末の市の提出する書類のために、ほとんどカン詰め状態で、お昼も数分で済ませて頑張っております。新しい所長さんへの引き継ぎもあり、テンションが高くなり、落ち込んでいる暇もありません。殺気を感じてか気を使ってメンバーも騒がず、私に仕事をさせてくれているようでした。

 赤い服を来ているChieさん、みんなで歌を歌うようになって3年、この頃、大きな声で歌うようになってビックリです。そんな声で歌うんだね!別れを知ってか、毎日小さなラブレターをくれるのです。ありがとうね!画像は、新しい所長の高野さんとChieさんです。

 (撮影 塩入正夫さん)

最後の工賃

  • 2015.03.26 Thursday
  • 23:21
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 えんどう豆の所長として、工賃(お給料)を支払うのも最後です。こんな時に限って、いい歌が流れてきて、ひとり一人の思い出が走馬灯のように思い出され、しあわせな日々だったなぁと思いました。みんな、ありがとう! ファクトリーの所長は辞めないので、これからも見守っていこうと思います。

 工賃(お給料)ですが、就労B型の全校平均とほぼ同程度なので、工賃向上を目的にしていない地域活動支援センターとしては合格点でしょうか? ボランティアさんが、職員が残業していないのが、えんどう豆の魅力のひとつと言ってくれました。一番の目的は、みんなの笑顔かな。

暁星小学校のコンサート

  • 2015.03.26 Thursday
  • 01:16
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 ひまわりプロジェクトで支援を戴いている、東京にある暁星小学校のコンサートに招待されました。暁星小学校はクリスチャン系の男子校で、聖歌隊の合唱は全国トップレべルです。ロビーには、南相馬ファクトリーの紹介パネルが展示され、バッジやマグネットを、小学生たちが大きな声を出し販売してくれている姿にジーンときました。シャミナード委員も皆さん、K先生、本当にありがとう。

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コンサート中に紹介され、びっくりしましたが、合唱のすばらしさに大満足の一日でした。帰りの乗り継ぎが悪くて、コンサートが終わるとトンボ返り。帰りは福島から相馬までバスで90分。

けいぞく

  • 2015.03.25 Wednesday
  • 00:38


 みなさんにご心配をかけて、申し訳ありません。連絡をいただいた皆さん、ありがとうございます。えんどう豆を離れますが、ファクトリーはNPOとして動いているので、バッチ事業や製品づくりは継続していきますので、今まで通り、遊びに来て下さいね。南相馬におりますし、メールも携帯もブログもそのままです。えんどう豆の情報は減ってしまうと思いますが、福島の情報をいろいろ伝えられるかもしれません。

 作業所で、BGMでいろんな曲が流れると、別れの言葉や優しい言葉に過敏になっていて、少しおセンチになっていいる自分がいます。作業所のメンバーの方が、大人の対応をしているかもしれません。影響が出ないように、ニコニコしていますが、大丈夫か自分。がんぱっぺし!

(写真撮影、塩入正夫さん)

まるもり

  • 2015.03.24 Tuesday
  • 00:13
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 あぶくま急行で 宮城県の「丸森駅」から福島に向かう。駅には、2匹の猫のマスコットの「まる」と「もり」がいて、町おこしに一役買っている。ホームからの自動ドアが開いたと思ったら、なんと猫が入ってきて「まる」が登場! 田舎だなぁ。もりは、交通事故で下半身不随でテーブルの上にいた。大切にされているのが、な〜んとなくわかり、こちらもほのぼのとしてくる。

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 丸森町は、福島県相馬市と隣接している。たくさん猫塚があったり、HPで投稿している人もいたり、売店のおっちゃんは、これで町を盛り上げるんだ!と意気込んでいた。がんばれ丸森!

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卒業

  • 2015.03.23 Monday
  • 06:09

 震災後、家族のように支え合って生きてきた「えんどう豆」を今年の3月で離れることになりました。とても辛く、メンバーや保護者にとっても同様かと思いますが、今年の3月をもって退職することになりました。

 原発事故で全国に離ればなれになった仲間を集め出演した「とっておきの音楽祭」。その後、えんどう豆を再開したものの職員がいなくて、全国からボランティアさんに支援していただき、たくさんの応援を受けながら、何とかやってきました。

 職員や利用者が、一人の人間として寄り添い、歌をうたいながら、自分を励まし生きてきました。ブログに書けないつらいこともありましたが、それ以上に人間の持つ愛が集まり、本当にしあわせな時間でした。

 えんどう豆の所長として、今までご支援を頂き、大変感謝しています。本当にありがとうございました。
 新しいえんどう豆の所長は、高野由紀子さんで、えんどう豆の設立当時からいる尊敬できる方です。今のあったかな雰囲気を引き継ぎながら、新しいえんどう豆を築いてくれると思います。

 私には、障がいを持つ娘がいて、ダウン症児の親の会を立ち上げ、地域でしあわせに暮らせることを目的に活動していました。しかし、問題が子どもにあるのではなく、社会的な仕組みや意識にあるのではないかと思い、建築の仕事を辞め、えんどう豆の運営する法人に入り、福祉の仕事をしてきました。

 現場で学んだことは、障がいがあっても彼らは魅力的であり、家族と家と仕事があれば、幸せに暮らすことができるということ。でも、地元の相馬では楽しく暮らせるイメージが見えてきません。みんなの意識も変えながら、新しい拠点を地元に作りたい。

 震災で仕事を失った時、ふるさとの相馬に対して、強く意識したことを覚えています。これからは相馬で、娘のためだけでなく、障がいのある人たちのために、しあわせに暮らせる地域を作るのを目的に活動していきます。
 
 ファクトリーの活動は、原発事故と福島の問題をテーマとしているので、死ぬまで?(原発事故が収束するまで)ライフワークとして続けていきます。事業は中間支援の組織として継続し、えんどう豆にも仕事の提供とアートの支援を行います。えんどう豆には、一番のサポーターとして関わるつもりでいます。きっと一年間、無職のおじさんです。

 皆さんを驚かせ、ご心配をかけ、支援者の皆さんにも申し訳なく思います。勝手なお願いとは思いますが、これからも、えんどう豆、南相馬ファクトリーをよろしくお願いします。
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    やまのもとのアート展

    • 2015.03.20 Friday
    • 00:22
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     宮城県の山元町の「カフェ地球村」 に行ってきました。町の数カ所で、絵を展示するアートイベントを開催していました。エイブルアートジャパンの協力で、震災の町おこしをしているのがかっこいいですね。

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     コーヒー、おいしかったです。山元町は、津波の被害が大きかった所で、町ぐるみの話し合いにも、福祉施設が関わっていることに脱帽。アクティビティセンターを立ち上げるとの事、期待しております。

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