春が近づき、我が家の食卓にも「ふきのとうミソ」 が出てきました。勿論、地物の相馬産。大丈夫なのでしょうか? 夕食に出た子持ちカレイは新鮮で、これまたうまかったので親に聞いたら、近くに住んでいる大工さんが、相馬の海で釣ってきた新鮮なものでした。でも販売ができないお魚です。(汗)子どもたちと嫁さんは食べなかったと聞き、安心しましたが、お酒を飲んでも、何とも切ないものがあります。じ〜ちゃん、ばぁちゃんは黙っちゃうし、家庭にシラケた空気が流れます。
東京電力は高い数値の汚染水が海に流れ込んでいたことを公表せず、漁業者の信用を失くし、これから安心して魚を食べることが益々、出来にくくなってしまいました。こんな状態では、信用や信頼の回復と言うのは無理です。国が、それでも原発を動かそうというのは、国民に対して無責任ではないでしょうか。
原発周辺の町が放射性廃棄物の中間処分場の受け入れすることが決まりましたが、最終処分は県外で?という話もおかしな話です。お金で解決できることではありません。放射性物質は、30センチほど土で被せれば遮蔽できると聞いているので、国民に平等に配布して自分の家に敷地に埋めるくらいの問題意識が必要なんだと思います。福島に住んでいる者として、この苦しみを繰り返してほしくはないと思うのです。