ギブアンドテイク
- 2014.03.30 Sunday
- 23:18
- 自立研修所 えんどう豆
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長野県の阿智村は、山々に囲まれた日本アルプスを望む小さな村。豊かな大地の気を感じる。起伏のある土地に、棚田や畑と果樹、民家が並んでいて、ほのぼのとした風景が広がる。人口は7千人ほどの小さな村だけど、純粋に田舎の良さを感じる所なので、有機農業であったり、木工であったり、音楽だったり、こだわりを感じる人たちがスローライフしている場所でした。
そんな場所での福島をテーマにした音楽フェス。平和を願い、歌い踊り、話した。主催の中心だったKさんも、都会での生活から、阿智に移り住んだ人で、今年から本格的に農業を始める。昨年、娘さんの通う阿智の小学校で、ひまわりを植えてくれて、村から集めた米や野菜、くだものなどの支援物資種を南相馬に持ってきてくれた。
村には顔が見える関係があって、村長だったり、図書館の館長の人だったり、村ぐるみで、いろんな人たちがイベントに関わってくれた。村に移住したジャズのサックス奏者の森田さんが楽譜を起こしてくれて、木で作ったたコカリナという楽器を吹くグループが「ぼくは相馬すきだよ」を演奏してくれた。さらに、イベントの最後には、森田さんと冬太さんがリードし、ママさんコーラスと会場の人たちと一緒になって「ぼくは相馬すきだよ」を歌ってくれた。遠く離れた長野の人たちが、福島の事を思って活動してくれいる。ほんとにありがとうございます。(涙)若い人もちょっと年配の人も、自主的に参加していて、小さな村に、たくさんの人が来て、子供たちの笑顔があふれ、うらやましいくらいにステキだった。
お話の後に、放射線の影響と福島に住む人の気持ちについて質問があった。避難する人、福島に留まる人、それぞれの人の立場と選択を尊重しなければならいのではないかと答えた。何が正しいのかわからないが、原因は原発を進めてきた事にある。震災後、放射能の心配のために、東京から阿智に移り住んでいる人もいる。豊かな自然と共生しながら、自分の求める生活を実践するためにここを選んだ人たちがいた。相馬では、ふきのとうが食べれないので悔しい。」と言ったら、翌日の朝、図書館の館長のHさんが「ふきのとうを宿泊先まで持ってきてくれた。阿智村に来てよかった。もしかしたら、探していた未来はここにあるのではないだろうか。
阿智村の村長さんと、カッセイカマンと、バッジ売りのおじさん
チャリティで集めたお金は、福島の伊達市の子供たちを阿智村に呼ぶサマーキャンプの資金になります。
座禅草の生息地につれて行ってもらいました。空気がうまかったです。