えんどう豆支援・美術展

  • 2013.11.29 Friday
  • 20:00


 東京の「アトリエかつび」さんが、えんどう豆の支援・美術展を開いてくれています。かつびは、芸術家の集団で小さなビルに共同でアトリエを構え、1階がギャラリーになっています。震災の年、かつびのメンバーは、えんどう豆の製品と自分たちの製品を販売して、送迎する車を寄付してくれたのでした。今年、彼らは、南相馬にやって来て福島の現状を見ていきました。警戒区域だった小高区に行ったのですが、何を持ち帰ってくれたのか。そして、かつびのメンバーの作品とえんどう豆の製品が販売され、私がお話することになりました。正直、話は苦手です。(汗)でも、伝えたい事があるので、がんばります。

葛飾区柴又5−31−18 ギャラリーくう(アトリエかつび) お話は11月30日16時〜

人を幸せにする力

  • 2013.11.28 Thursday
  • 19:06
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 お友達のMさんが訪ねてきて、この写真のキャラクターで、バッジの図案を起こしてくれと依頼された。絵は、たきざわくるみさんにお願いしたいと言われ、彼女に描いてもらう。なかなか描いてくれないくるみさんが、キャラが気に入ったためか、スムースに描いてくれた。できた原画をパソコンに取り込んで、私が色付けさせてもらったが、彼女のオリジナリティはピカイチだなぁと思う。脱帽。体と顔の色をミドリにしたが、顔色が悪く見えるので、白にしてしまいました。また、新しいキャラクターが生まれたのであった。

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 夕方、養護学校でくるみさんを教えた先生が訪ねてきてくれた。今は市内の別の学校に行っているけど、わざわざ、東京まで、くるみさんの個展を見に行ってくれたそうだ。筆を使うといい絵を描くよと、教えてもらった。ほとんど話さない彼女だが、彼女には周りの人を巻き込む力があるんだなぁと思う。真似をしようと思っても出来ない、その人が持つ本来の力によるものだと思う。先生もうれしそうに話してくれた。それは、人を幸せにする力なんですね。

実習生

  • 2013.11.27 Wednesday
  • 23:34
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 養護学校からの実習生のKくんは、はじめての、はた織りの整糸の作業中「オーロラのようだね!」と言いながら、楽しそうにやっている。外の風景にも、敏感に反応して、まるで詩人のようだ。彼の純粋な感受性に圧倒される。家では、絵ばかり描いているそうで、きっとアーティストなんだろうなぁと思う。この地域の就労の現場は、アート活動をする仕組みもないので、福祉作業所に入るようになるだろうけど、もったいないなぁ。

 実は、彼が生まれた時から知っていて、ダウン症の親の会のメンバーであった。娘もまた、絵ばかり描いているが、何より心が健康で、周囲の人を明るくするパワーがある。一般にダウン症の人たちは、障がい者と言われてしまうけど、彼らを見ていると、健常者と言われる人より優れている面がある。幼稚園の頃の純粋な心を持っている感じの人が多いかな。 すべてではないが、感性が豊かで、音楽やダンス、絵画など表現活動が多い。彼らの良さを引き出せる場所が出来たらいいなぁ。


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午後、えんどう豆のみんなでボーリング。スコアが100以上の人が多数、出てびっくり。


阿智村支援米プロジェクト

  • 2013.11.26 Tuesday
  • 23:23
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 長野県の阿智村から、車いっぱいの支援物資が届きました。山間部の棚田で、無農薬の有機栽培のお米、村のたくさんの人たちが作った野菜、パン、卵など、8時間かけて届けにきてくれたのでした。ほんとうに、ありがとうございます。ファクトリーのみんなに分配させていただきます。南相馬で米が今年も作れなかったことは、自然との関係を大事にしている人たちなので、痛いほど分かるようでした。つながって、それを伝えていく姿は、すごいなぁと思いました。

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 小学校で作った米まで、送って頂きました。(涙)

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 ひまわりプロジェクトに取り組んでくれた阿智村の小学校から、箱いっぱいのの種を預かりました。みなさん、ありがとう!

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支援物資の提供にご協力を頂いた皆さんのリスト。ありがとうございます。

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プロジェクトの一員であるイチカワさんは、以前3週間、えんどう豆にボランティアに来てくれて、みんなと感動の再開でした。

福島の子どもたちのサマーキャンプで、つながりのある伊達市の子どもたちを40人を受け入れる企画が進んでいるそうで、その行動力には驚かされます。
 

小高工業のネオン

  • 2013.11.25 Monday
  • 23:35
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 帰り道、国道6号線から見えるネオン。こんな所にお店やがあったかな?と思ったら、小高工業高校の仮設校舎のネオンサインでした。人寄せのためのサインではなくて、みんなを励ますサインです。一時、警戒区域になって避難を余儀なくされた小高工業は、県が所有のグランドに、2階建ての仮設のプレファブ校舎を建てました。実習でネオンを製作したのでしょうか? 泣かせますね。
 先週末、市の主催で、小高区の今後についての説明会があったようですが、電車も通らず、学校は、すぐには前の場所には戻れないように思います。小高区の住民は、3割程度の人しか戻る意志はなくて、高齢者が多いと聞いています。  

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    マリアさまのバッジ

    • 2013.11.22 Friday
    • 18:04
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     震災後、逗子から、マリアさま像が、南相馬市にあるカトリック原町教会に贈られ、お礼のバッジのをファクトリー作らさせて頂きました。逗子の教会関係の方たちが、えんどう豆に来て下さいました。祈りを感じるバッジは、ファクトリーのNAOさんのデザインですが、彼女の家族も被災しているので、思いが伝わってくるようす。ファクトリーは、宗教とは無縁ではありますが、穏やかで平和な社会であることを望みます。

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      暁星小学校

      • 2013.11.21 Thursday
      • 23:01
        東京の千代田区にある暁星小学校でバッジのプロジェクトに取り組んでくれました。暁星小学校は、男子のミッションスクールで、シャミナード委員会という5.6年生のグループが、奉仕活動の一環といて、バッジのプロジェクトを進めてくれました。生徒からデザインを募集し、手作り新聞を発行し、文化祭でバッジを販売してくれました。40種類くらいの絵が送られてきて、バッジを作成しましたが、喜んでもらえたようでうれしいです。

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       南相馬にバイクに乗ってボランティアにやってくるMさんの友人K先生が、南相馬ファクトリーに興味を持ってくれ実現しました。思いが連鎖して、広がっていくのはすごいですね。バッジを見ると、生徒たちは、震災と原発事故で、ふくしまに起きた事実を向き合っていて、ぐっときます。平和への願いやつながり、ふくしまへのエールが詰まっています。


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      「福シマウマ」のバッジ、なかなかいいアイディアですね。オリジナリティがあって、子どもたちの絵、すばらしいです。

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      あんぽ柿

      • 2013.11.20 Wednesday
      • 23:40
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       出張の帰り、伊達市霊山で干し柿(あんぽ柿)を発見。原発事故からもうすぐ3年。やっと、この風景が戻ってきました。放射線量が比較的、高い地域で、除染活動の真っ最中ですが、食品の規制値が100ベクレルのところ、10ベクレル以下のものを出荷するらしいです。

       移動中、紅葉がきれいで、除染作業がなければ、ほんとに美しい田舎の風景なんですが、その美しさを、人の営みを台無しにしてくれるのが、廃棄物を詰めた黒い袋です。


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       後ろに見えるは、除染で出た廃棄物の仮置き場。地域のいたる所にあり、閉口してしまいます。誰も責任をとらないのは変な気がします。

      福生市からの支援

      • 2013.11.18 Monday
      • 23:56
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       福生市の社協さん、ボランティアさんが南相馬へ来て下さり、ひまわりの種が70kgを預かりました。ありがとうございます。これで2度目になります。市をあげて、ひまわりプロジェクトに取り組んでくれたそうで、ひまわりの葉で染めたミサンガ、作業所でつくってくれたお菓子なども頂きました。

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       ひまわりの花には、福生市に皆さんからの寄せ書きです。(私の顔色が悪いのは、プロジェクターの光のためです。ちょっと怖い!)


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       翌日、小高区の区役所にある「いっぷくや」で市民の交流会。小高区は避難解除準備区域で、立ち入りは認められているものの夜は泊まれません。「いっぷくや」は、ファクトリーの「ほっと悠」が運営しています。警察官が入ってきて、何事かと思ったら「ほっと悠」のお弁当を買っていくのには、びっくりしました。がんばってるなぁ、ほっと悠!

       福生の人は、仮設に入っている人たちに楽しんでもらえるようにイベントを企画してくれたのでした。震災から継続的に支援していて、福生の人たちの連携は強くなって、最終的には、防災に対しても強い地域になるでしょう。障がい者、老人などの施設も社協さんが運営しているようで、管理者が公的な福祉の責任を果たす意識が強いのは、すばらしいなぁと思います。ちょっと民間の福祉の現場の人と違う感じがします。

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       着ぐるみが気になって、終止、離れられなれず。獅子舞に2名が大泣き!予想外の展開。


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       特別な区域ではありますが、線量は0.116マイクロシーベルト/時で、えんどう豆より、かなり低い値です。年間1ミリシーベルトは超えません。この区域に入るのに抵抗感がある保護者もいて、留守番するチームも設定しましたが、最終的には全員で小高に行きました。

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       区役所の前で、移動ATMの車両を発見。用もないのに現金を降ろしてきました。1ヶ月に1度しか、お目にかかれないそうです。いろんな避難先や仮設住宅を廻るのでしょうね。


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        きょうされんの勉強会

        • 2013.11.17 Sunday
        • 23:44
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         9月に行われた「きょうされん全国大会」の打ち上げを兼ねて、 郡山の磐梯熱海で、勉強会がありました。実行委員は自分の仕事をしていて、大会の様子を見ることができなくて、開会式から閉会式まで、ビデオで通して見ました。

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         大会は、震災で被災した岩手、宮城、福島の障がい者施設の様子を中心に構成されました.原発事故により避難を余儀なくされ、今も被爆し、風評被害に苦しんでいるふくしまからのメッセージは、命と生活を守るために、人として根源的な意味が込められていました。国は、その意味を理解せず、経済とその仕組みを優先し、国民に嘘をつき、ルールを曲げ、国民の命を守ろうとしないのではなかった事。障がいを持つ人の命と当たり前の生活を守るには、活動を続けていかなければ、ならないのだなぁと再確認するものでした。

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         今回の大会は、ふくしまから伝えようとする気持ちと、福島に集ったなかまたちの思いが一つになった大会でした。実行委員、ボランティアのみなさん、おつかれさま!全国のみなさん、ありがとう!

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        朝、会場を散歩しました。寒かったけど、凛として、山々はきれいで、パワーをもらいます。原発事故があっても、自然なしでは生きられないし、関わりを切れないのではないかと思います。

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