北泉海岸

  • 2013.06.30 Sunday
  • 23:05
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 南相馬市の原町区にある北泉海岸に行ってきました。釣りをしている人がいて、すずきを釣り上げていました。数名、サーフィンをしている人もいました。津波で直撃を受けて、近くに会った集落はコンクリートの基礎さえ、わからない程です。この集落のある家の人が、えんどう豆にダンボールや空き缶を資源として提供していたので、1ヶ月に1度くらいは、この海岸に来ていたのです。世界大会が開かれるほど、サーフィンの有名なスポットでした。

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 津波の被害で亡くなった人のための慰霊なのか、放射性物質の影響なのか、サーフィンの団体(福島県サーフィン連盟)が、活動を自粛するように言っています。法的な問題ではないので、個人がどう考えるかなのでしょうが、サーフィンにしろ、釣りにしろ、自然と向き合えなくなってしまったの問題です。私は彼らを責める気にはなれません。それらは、趣味だから、補償はしないと国や東電は言うでしょうが、本当にそうでしょうか? 自然との関係を大事にし、自然の恵みを頂いてきた福島の人に対して、せめて国や東電は、県民が望むような方向性を示してほしいものです。

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キジの親子

  • 2013.06.29 Saturday
  • 22:05
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 えんどう豆の前の田んぼの脇の竹やぶには、キジが住んでいて、原発事故後には、どこかに避難していたが、震災から2年が過ぎ帰郷し、ヒナ5匹も顔を出した。えんどう豆のみんなは大喜び。慌てて、望遠レンズを取り出し、撮影成功!

 原発が爆発して、放射性物質が見えるのかどうかはわからいが、野生の小動物や鳥もいなくなり、静まり返って異様な空気だった。あの時は、ここに居てはいけないんじゃないかと身の危険を感じたを覚えている。でも今では、ひばり、つばめ、キジ、ウグイスなど、いろんな鳥のさえずる声が聞こえ、一応、人間も住んでも問題ないとは判断はしている。

 でも、キジの住んでいる竹やぶは、放射性物質が付着してしまって、放射線量が高く、0.8〜1.0マイクロシーベルトと高い数値が出るので、なるべく立ち入らないようにしている。生活する環境に、立ち入るべきではない所があるのは気持ちがいいものではない。ちなみにえんどう豆の屋内は、0.2〜0.3マイクロシーベルトなので、年間1ミリ(1,000マイクロ)シーベルト前後といったところ。

こころの準備

  • 2013.06.28 Friday
  • 23:00

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バッジでつながった人が、さらに各地でつながるという現象が起きている。

今週末行われる「こころの日」というイベントでは、ファクトリーやえんどう豆の縁の人たちが、バッジやくるみさんTシャツ、さをり製品を販売してくれると言うのです。(アンビリーバブル!もちろん、いい意味で!)

お近くの方やご都合のよろしい方はぜひ遊びに行ってみてください。
段取ってくれたFさんは、強力な雨女なので、晴れ女、晴れ男に皆さん。ご協力お願いします。みなさまのお力をお貸しください。

「こころの日」イベント
*精神保健法の施行にちなみ、1998年から7月1日が「こころの日」と位置づけられています。
◇2013年6月30日(日)10:00〜15:00
◇世田谷区烏山区民センター前広場/世田谷区南烏山6-2-19
  (京王線千歳烏山駅北口1分)
◇内容/小規模作業所によるバザー、認定看護師による健康相談など
◇主催/日本精神科看護技術協会


***************************

 のぼり、垂れ幕、販促グッズ、ファクトリーのNAKATAさんが作ってくれました。いい感じです。秋には、たきざわくるみ(絵画)と南相馬の仲間たち展(写真)を各地で開催できるよう準備を行っていきます。その時は、みなさん、協力してくださいね。

panel.jpg 木製フレームも完成しました。いい感じです。

うれしいお便り

  • 2013.06.28 Friday
  • 18:18
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  神奈川県の茅ヶ崎からハガキが届きました。ありがとうございます。各地でひまわりの花は咲いているんですね。

 福井からも、花が咲いたよ!と電話を頂きました。なぜか、太陽の方ではなく、ふくしまの方を向いて咲いているのだとか。それで、電話をしたのだそうです。里帰りたいたいのでしょうか?(笑) 「種ができたら送るから!」と話してくれました。

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 福岡の工房「まる」との、コラボバッジです。
パッツケージと台紙の組み合わせがステキですね。IMAGINE のコピーは、ふくしまを想像してごらん!という事かな。 ファクトリーは、オリジナル台紙にも対応します。

安全の水と安心の水

  • 2013.06.27 Thursday
  • 06:10
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 原発事故があって、全員が避難したため、3ヶ月間、えんどう豆を休止し、再開した時に確認したのが、水が放射性物質に汚染されていないかだった。えんどう豆の水は井戸水で、ニュースで南相馬の北長野の井戸水から、セシウムが検出されていたからだ。土の下の深度が低い水は汚染されないが、地表に近い水が混入したのだろうという見解だった。

 当初は、相馬から水を運んでいたのだが、震災直後からえんどう豆を支援してくれている「MY LIFE IS MY MESSAGE」に水の支援をお願いし、安心して生活できるようになった。水道水は、全村民が避難している飯館村に水源があり、ダムの底の事を考えると恐ろしく感じてしまうのだが、泥を沈殿し濾過する段階で放射性物質は取り除かれるという。

 南相馬の市民の3割は購入した飲料水を使っているという。体のほとんどが水で出来ている人間。水が汚染されたら生きていけない。 除染の現場では、放射性物質は水によって運ばれるという事がわかって、水上から水下に除染している。河川に流れ、海に流れ込み、東電からは、ほぼ垂れ流しの状態だと、胸が苦しくなる。常に汚染された環境と向き合い暮らさなくてはならず、希釈や濾過した水を飲むという感じだろうか。

 安全な水か、安心な水か。あなたなら、どちらを選びますか? 人によって違うかもしれないが、弱い立場の人が、不利益を被らない事を願う。原発再稼働に進む日本。もう一度、事故が起きても、今度は自業自得と言われてもしようがないですね。

※「MY LIFE IS MY MESSAGE」に協力して下さっている皆さん、本当にありがとうございます。(えんどう豆一同)

NYからのメッセージ

  • 2013.06.26 Wednesday
  • 20:18
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  ニューヨークで子育て支援をしている「アップルタイム」さんが、南相馬にメッセージを届けに来てくれました。アップルタイムは、ずっとバッジで福島を応援してくれていて、障がいを持つ子どもの親子が中心のグループです。

 2013年 4月5日 マンハッタンにある国連国際学校にて、開催された春祭で、アメリカで日本語を勉強している高校生と国連国際学校の小学生に、メッセージを書いて頂きました。

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 一生懸命メッセージを書いてくれていた。書いてくれた人もすごいが、そのような場所を作った人たちもすばらしい。 南相馬に来たAさんは、養護学校の教師の経験のある方で、ニューヨークの地で暮らす日本人が孤立しないように支援をしています。日本と教育プログラムが違い、障がいがあるとわかったら、早期に必要なプログラムが受けられるとの事。障害を持つ子も普通学級?で当たり前のように受け入れていて、先生は教えるということに徹底しているなど話してくれた。ニューヨークは、3.11(セプテンバーイレブン)があったので、災害については人ごとではなく、考えている人が多いのだそうだ。

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 えんどう豆で交流し、小高区と浪江町へ向かう。「しっかり、伝えます」と言っていました。

100mの思い

  • 2013.06.25 Tuesday
  • 12:55
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山形十中の道路に面した校庭の隅に植えられたヒマワリの苗、その長さ100m。生徒たちの気持ちが伝わってくる。山形十中には福島から18名ほどのに子どもたちが避難している。経済優先の日本の国で、市民レヴェルでは思いやりがある社会を築く希望はある。山形十中の皆さん、ありがとう。

一番乗り(高知)

  • 2013.06.24 Monday
  • 22:34
 

 高知より、ひまわりの写真を送って頂きました。今年、一番の写真です。Mさん、ありがとうございました。以下、文面をそのまま、転載します。思わず、大声で「すごい!」と叫んでしまいました。ちなみに、えんどう豆の、ひまわりは約3センチです。

「今年の春ラララ音楽祭で販売したエンドウ豆作成のラララバッチを購入くださった方からついていたひまわりの種を植えて花が咲いたと連絡がきました。」



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くるみさん、執筆中。

ブレイクタイム

  • 2013.06.22 Saturday
  • 23:59
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 少し負荷がかかると、体調を崩してしまって、無理が効かない自分。先日、目が変にあり、びっくらこいた。ある程度、予測はつくのですが、日々に追われてしまい、自己管理ができないなぁと反省。子どもの頃から、体が弱くて育って、よくやってる方よ!と親には言われておりますが....。えんどう豆のなかまから、パワーをもらって、がんばります!

 こんな時は、おいしいものを食べて、ブレイクだ。 南相馬の「アイスまんじゅう」って、知っていっか? 今年の夏も、相馬野馬追いはこれを食べて、見物だべ。 中のアンコが、柔らかいのが企業秘密なんだと。南相馬さ、来た時は要チエックだぞい!  工場は海の方にあって、500mほど先にあったら、津波にやられていたなぁ。マツナガさんは、昔、レストランも経営していて、家のじいちゃんとばあちゃんは、そこでお見合いして、カレーライスを食べたんだと。

 
アイスまんじゅう.jpg

 

避難している障がい者

  • 2013.06.21 Friday
  • 05:55



 原発事故で避難している障がい者の避難者について、JDF被災地障が者支援センターの富永美保さんが、NHKふくしまのはまなかあいず のこの人に聞くのコーナーで語った。双葉郡8町村だけでも、手帳の所有者だけで3,588人いるが、持っていない人でも支援を必要とする多い。

 JDF被災地障が者支援センターのサロンには、日中活動をするために人が集まり、作業所が必要な状態となっている。支援センターには、被災地の施設の中間支援も求められているが、富永さんは人への対応だけで、いっぱいいっぱいの状態であった。全国の調査でも、地域で日中の通所施設に通っている人は3割程度と少ないが、地域社会が崩壊した中で、ニーズが高くなってしまった。元々、双葉郡の作業所がない地域の人が、避難先の郡山、二本松で作業所を立ち上げる必要が出てきたのである。誰が責任立場をとるのか、富永さんはため息をついていた。

 使用済み封筒で作ったバックは、富永さんの企画で、双葉郡から避難した障がい者が作り、つながりのバックと命名され販売される。28のロゴは、フタバにかけている。南相馬ファクトリーのバッジの「祈ります。あなたのふるさとがいつまでも美しくあることを」のメッセージは彼女のメッセージだ。つながり∞ふくしまの中心で、福島を支え続けてきた。

http://www.nhk.or.jp/fukushima/furusatonews/movie/chapter_0619.html

(11分過ぎに登場します。緊張していましたね。)

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