アプリ作り

  • 2012.02.26 Sunday
  • 23:03
 
 
 NHKの「被災地の声」で、津波で被災した漁師が、海に近くに住みたいと言っていました。また、教師を目指す女性が、親父が仕事を失い、自分が働かなく てならず、それでも夢をあきらめたくないと泣いて話していました。アナウンサーは、「土地も、その人の一部である。」と話していました。本当にそう思いま す。警戒区域に家のあった浪江の男性は、ふるさとに帰ることをあきらめようとしていました。震災から、もうすぐ1年が経とうとしていますが、心の傷が癒されるまでには、まだ時間がかかるかもしれません。

 今日は、自宅に引きこもって、バッジの生産管理のプログラム作りをしていました。先日、会議があって、生産管理と窓口、デザイン業務の情報が見えにくく、改善する必要に迫られたからです。ファクトリーは、現在、合併があったので、6つの作業所が協同で、バッジ作りを行っているのですが、月1回の会議だけでは、情報を共有することと役割分担が難しいのです。

 そこで、「サイボウズ」と「kintone」なるものを使って、プロジェクト管理と生産管理をしようという計画。アプリケーションを、サーバー上に置くので、インターネットでつながっている所であれば、入出力できるので、各作業所で役割分担できるのです。これって「クラウド」という仕組みでしょうか?。何とかなると覚悟を決めて、3時間。自前のアプリケーションは完成!便利になったもんです。

 画像は、先週、「南相馬ダイアログ」でバッチの販売を協力して頂いた時の様子です。


雪の日

  • 2012.02.25 Saturday
  • 15:24


今日は雪で〜す。
えんどう豆がお休みなんですが、土曜は、特注バッジのデザインの日になってします。
今、3個、作ったので、ブレイクして、ブログしてま〜す。

arigatou.jpg


お礼の手紙、書けてなくて、すいません。代筆をくるみさんにお願いしました。

 東京都社会福祉協議会さんから、バッジの注文があったんですが、オリジナルのキャラクターより、くるみさんのデザインを選んでもらって、バッジを1000個作ってもらいました。彼女もうれしそうです。
44ミリのマグネット、32ミリのバッジを作成しました。

kurumibachi.jpg


工賃回復

  • 2012.02.23 Thursday
  • 23:46
 
 11時、星空がきれいだ。オリオン座が、西に輝いていた。もうすぐ、春になる。

 えんどう豆は、障がいを持っている人が仕事をしているが、お給料(工賃)は、1万であった。日給ではない。月給である。これが安いか、高いかと言えば、信じられないくらい安いと思うのだが、日本の障がい者施設の賃金も、それほど変わらない。働く気がないわけではなくて、やる気満々だったりする。健常な人と同じようにはいかない場合もあるが、同じ以上に出来る部分もある。お金だけが、モノサシであったなら、彼らは劣ってみえるかもしれないが、彼らには、魅力があって、別のモノサシが必要になる。彼らのいい所どりをして、魅力を伝えれば、社会との接点も増え、きっと評価は上がるはずだ。

 原発事故で仕事がなく、工賃が3千円になって、バッジの仕事を、南相馬の作業所が協同で行うことになった。短期目標は、震災前の工賃に戻すことであったが、えんどう豆は今年から、1万に戻すことができた。目標達成!「バッジの仕事は楽しいですか?」と聞くと「楽しいよ。所長!」と笑顔で答えてくれた。法人に生活介護と就労系の作業所があるため、えんどう豆は、仕事の工賃アップを目的にしていない。あくまで本人が楽しく活動できているかを重視している。それでも「えんどう豆は工房だねぇ。」と言われた。現状で3時間の労働時間であるが、無理をしなくとも、成果を上げることは可能ではないかと思う。それは、意外にも、彼らの良さを表現することとつながっていて、震災後、販路が全国に広がったおかげで見えたものだ。彼らの仕事をしている意識を大事にして、プライドを持ってできる仕事になればいいなぁと思う。彼らの魅力を伝えるのが私の役割なのだろう。

(Photo by ザルツ)

昼食会

  • 2012.02.22 Wednesday
  • 21:21


 今日は、月に一度のえんどう豆の「昼食会」で、ラーメン屋さんに行きました。はじめての場所だったんですが、大好評で、苦手と聞いていた人も、完食していました。バッジの仕事を、みんな、がんばっているので、こんな楽しい時間があってもいいですよね。えんどう豆に帰ってから、お絵描き(創作的時間)があり、ノリノリで描いていました。来月は、常磐線で、お出かけしようと話しました。(と行っても、相馬までの4区間しかないですが。)

ツートップ

  • 2012.02.22 Wednesday
  • 20:53



 朝、あさがおさんに打ち合わせに行く。ここは、いつも元気で、活気がある。グループホームを持っていて、警戒区域から、避難してきた10人以上の障がいを持つ人を、支援しているそうだ。国から支援するお金が支払われていないそうで、困っていたが、そんなことがあっていいのだろうか?日中の支援の他に、夜の支援をしているのは、その人を丸ごと、支援していることで、頭が下がる。原発が爆発した時も、みんなを連れての避難だった。写真は、パワフルな司令塔の2人です。


 

スマイル

  • 2012.02.21 Tuesday
  • 23:36
 

 小学4年の娘が、クラスのみんなが参加して、歌った曲がCDになったんだ!と自慢そうに言った。いつもお風呂で歌っていて、歌詞カードも、穴が開くらい見ていた。堀下さゆりさんが作った「スマイル」というアルバムだ。相馬市の幼稚園、小学校、中学校、高校までの子供たちに、自分の楽曲を歌ってもらっているのが、すごい。(どれだけの労力を要したか、なかなか学校という組織を動かすのは難しいのですよ。)彼女は、今、相馬市に在住していて、相馬市のさいがいFMでパーソナリティも努めている。ナチュラルな楽曲で、NHKのお母さんといっしょにも曲を提供している。このCDには、相馬の人たちの希望が詰まっている。

 今日、堀下さゆりさんと坂本サトルさんが、えんどう豆に遊びにきてくれたのです。

 サトルさんは、「小高へ帰ろう」のイベントで、声優の山寺宏一さんと石野田奈津代さんと歌いにきてくれて、バッジを作ることを約束してくれ、ファクトリーにバッジを注文してくれた。えんどう豆のキーホルダーのデザインのアドバイスまで頂いた。さすがクリエーター。わざわざ、南相馬のえんどう豆に来てもらえるとは思ってなかったので、すご〜く、うれしかった。サトルさんに限らず、アーティストの人は、まっすぐで本気なんです。自分を表現していく生き方は、すごく魅かれます。今後もファクトリーやえんどう豆に応援してくれるお話を頂きましたが、今日、来てくれたことだけで十分です。元気もらいました。ありがとう!坂本さん。堀下さん。


(モリタさん、画像、ありがとうございます)

2度目のボランティアさん

  • 2012.02.20 Monday
  • 23:58

全国から、えんどう豆に、ボランティアに入ってもらっているが、大分から2度目の支援に来た彼女。ありがとう!もう、感激です。でも、こき使ってごめんね。若い彼女が、南相馬に入ることを、許してくれた親御さん、事業所に感謝申し上げます。震災後、フクシマに支援に入ることを遠慮した方はいて、福祉の事業所でも同じ傾向はあるのです。ボランティアに入った方が言っておりました。安全ですとは言えないですが、きっと、数日なら問題のないレベルです。彼女のような人が、フクシマの思いを伝えてくれる人なんだと思います。

  • 2012.02.19 Sunday
  • 21:54


 今日、NHKで放送された「被災地の声」は、警戒区域にある川内村の人たちの声であった。川内村は、人口が約3000人。先日、村長は、「帰れる者から帰ろう」と帰村宣言をした。お年寄りが帰ったが、あまり人がいない様子で、市の職員などは帰ってきているものの、家族と別れて暮らさないといけない現実があり、ふるさとが解体してしまう現実を感じる。
 土地(地域)があるから、コミュニティが在って、そこに愛情があったのに、人と土地を切り離し、人と人を切り裂いた。仕事をとるか、子どもの安全をとるか、究極の選択を迫られ、二重生活をする住民。単に補償だけの問題ではないことは明らかだ。
 郡山に避難して、毎日、川内村の店に通って、住民に食料を届けるお店の店主。毎日、一回笑おうという内容にメッセージを書いた。

 市立図書館で開かれた「ふくしまから考える原子力に依存しないエネルギー政策」の会議を参加する。南相馬市は約4000人が転出し、市職員の120名が辞める事態になり、子どもは半数以下という状況で、どうコミュニティを作っていったらいいのか?桜井市長は困惑を語った。希望が見える道筋、ヴィジョンを示してくれるのは誰なのか?どうやら、政治家でもなく、国の役人ではないが、市長でもないらしい。きっと日本に課せられた課題だ。

 資本力のある大企業が企画の協力し、地元にオーナーシップがあり、運営を地元ができるようなエネルギー事業ができればいいのはないか。その事で経済的な自立ができる地域にすることも可能ではないかと、パネリストは語った。人的な流出が止まらない中で、残った人材で、どこまで可能なのか。現状として、一年経っても、被災地として対応に追われている状況なのではないだろうか。マンパワーの不足は足かせとなっている。

 たとえ田舎であっても、住民と住民がつながって心が温かくて、幸せを感じることができた「ふくしま」。飯舘村のまでいライフは、ブータンの生活と似ているように思う。人間が動物である以上、自然との関係を損なってならない。私たちが望むのは、家族がいっしょに暮らせる普通の生活だ。


願い

  • 2012.02.16 Thursday
  • 23:45

 「ラジオ福島」の大和田新アナ、番組を聴いていると、この人は福島を愛しているんだなぁと感じる。震災からの記録「願い」という曲のバックには、彼が撮影した写真がムービーとして使われている。

 震災から、もうすぐ1年が過ぎようとしている。津波で被災した土地は片付けられ、動き出しているけれど、原発事故の影響で、不安を抱えながらの生活は、ずっと続くに違いない。南相馬の人は、どう動いているのかと思っていたが、草の根で動いている人たちが、やっぱりいた。

「南相馬ダイアログ」
 
http://minamisomadialog.iku4.com/

 今週末、ゆめはっと(市民文化会館)でイベントがある。知り合いも何人かいて、若い人たちが動いていて、うれしかった。お友達が、ファクトリーのバッジを販売してくれるよと、声をかけてくれた。みんな、いろんな立場から、故郷の南相馬で、これからの生活と、希望を見いだそうとしている。

インフルエンザ

  • 2012.02.14 Tuesday
  • 23:20
 

 職員の家族にインフルエンザが出て、1人少ない職員の状況で、私と応援に来てくれた職員とボランティアさんがえんどう豆の支援にあたった。送迎も自分で行って、えんどう豆が再開した当時の事を思い出す。電話の対応、バッジの原稿作成もあって、あんまり、忙しいので、笑ってしまった。

 ため息をつき、みんなの所に行って、冗談を言いながら話すと、研修生の笑顔に励まされる。なんか逆の立場だぞ!こちらが支援してもらっているようだ。何かと、ダメだしされることもあるが、私にとって、みんなの笑顔が元気の元であり、バロメーターだ。

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