脱原発というメッセージ

  • 2011.12.27 Tuesday
  • 23:57
 

 脱原発をテーマにした「ふたばの里」のスタッフがデザインしたバッジの数々。脱原発をテーマにしたイベントで販売し好評を得て完売したそうです。おそらく「ふくしま」に求められる一つのメッセージであることに間違いはない。来年にはHPから注文して購入できるようにしたいと思います。

 これから、私たちが何ができるのか? 地元のラジオ局の電話取材があって、問われた時に、はっきり言い切れない自分。これが正しいのか、自問自答しながら前に進んでいる感じなのに、そんな時に限って、お客さんが訪ねて来てパニックになってしまい、何を答えたかもわからなくなってしまった。あぁ自己嫌悪。今考えると、ここに住んでいる人ためになる事と、全国の人が応援してくれている気持ちに応えるこ事でしょうか。はっきり言って、取材は苦手です。ファクトリーのバッジ作りは、単にバッジ屋さんではなくて、メッセージを伝えている事は確かだと思います。


クリスマスプレゼント

  • 2011.12.26 Monday
  • 23:27


 星がきれいです。吸い込まれるほどに、オリオン座が、蔵の上に輝いて、宇宙の中に、ちっぽけな自分が存在していることの不思議を感じます。

 一昨日は、何も考えるも動くこともできず、部屋で休んでいました。きっと働き過ぎです。えんどう豆に、尼崎市立水堂小学校からクリスマスプレゼントが届いていました。子供たちの描いた絵と、スイミーという絵本でした。子どもたちの描く絵は、ほんとに力があって、すばらしいですね。我が家の子どもたちは、仙台の光のページェントを見に、嫁さんの実家に行って、パパサンタは寂しい夜を過ごしていたのですが、とても元気をもらいました。

 送ってくれたのは、その学校の先生で、ミュージシャンの山口洋さんのブログから、えんどう豆を知った方でした。山口洋さん、相馬のモリタさん、私のブログを読んで、レオ=レオニの「スイミー」という絵本の主人公のことと重なって見えたそうです。自分がそんな役目をしているとは思ってもみませんでしたが、原発事故で、ここに住む人の状況を伝えなければならない!とブログを書き始めたわけなので、スイミーの「そうだ!ぼくが目になろう」という言葉と共通することはあるかもしれません。



 震災で津波は多くの人の命と、私たちの街と美しい相馬の思い出でまでも奪って、いまだに思い出すことはつらいものです。そして原発事故で、家族が離ればなれになり、放射線の不安の中での生活、ふるさとを奪われた人がいます。それでも、私たちはここで生きていこうと思っています。不安要素を考え過ぎという人もいますが、それはこれから明らかになることで、今はどちらかわかりません。家族や回りの人を大事にして、自分の仕事をしていくだけです。こんな状況だからこそ、大事なものがはっきりわかるし、人のやさしさも身にしみます。私は、私が会った人が幸せになればいいと思っています。人間は一人だけの人に愛してもらえばい生きていけるのだと思います。それは、小さくともいいのではないのか、確かなものであれば。



最高のクリスマスプレゼントでした。ありがとう。

「音遊人」やなせななさん

  • 2011.12.24 Saturday
  • 23:22
 

 シンガーソングライターの 「やなせなな」さんの描いたカエルのバッジが、標準デザインに入っていて、人気がある。100個の中に1個だけ入っていたら、とりあいになったので、再注文を受けたこともあった。今日、彼女から電話があって、新しくイラストを描いたので、新バッジを作ってほしいとの事。プロっぽくないからいいのかも。ほのぼの系のイラストなんですよ。近日公開。

 さて、ヤマハの「音遊人」という雑誌にエッセーを書いていて、南相馬ファクトリーのことを紹介して頂いた。ななちゃん、ありがとうございます。12月29日には、白石の「カフェ・ミルトン」でライブがあり、バッジを納品させていただきます。

aomorelation 2

  • 2011.12.23 Friday
  • 23:29


 坂本サトルさんや石野田奈津代さんらが参加した青森での復興支援ライブ「aomorelation」の画像を送っていただいた。フィナーレの様子だそうです。エフエム青森のSさん、ありがとうございます。良い雰囲気ですね〜。

 クリスマスプレゼントを、わざわざ、えんどう豆に贈って下さった方や、「南相馬ファクトリーを支援する会」を作ってくれた方、ダンスのイベントで支援金を送ってくれた方、えんどう豆にボランティアに入ってくれた方まで、何とお礼を言ったらいいか、皆さん、ほんとうにありがとうございます。これほど、いろんな人に支えられた年はないです。感謝。

(おわび) 年末、何かと慌ただしく、クリスマス会や忘年会があったり、仕事も滞りがちになって、ブログを書く時間もとれない状況になっております。役割分担して、対応しようと思うのですが、今のところ、無理な状態です。失礼があったらごめんなさい。プライベートの喪中欠礼のお手紙も、えんどう豆の年賀状も書けない状況です。

福島の現状

  • 2011.12.21 Wednesday
  • 23:32
 

 地方紙(福島民報)で見つけた福島の避難状況。6万人が県外避難という状況。県内に避難している人も多数いるはずだ。原発周辺だけの問題ではなく、ふくしまの問題になっている。仕事をやめ、あるいは子どもと家族と離れ生活することが、おそらく、長期に渡って問題は解決しない。

原発事故が、単なる事故でやり方を変えばいいと思う人がいるなら、電力を自給させ、県などの地方単位でその方法を選べるようにしたらいい。福島は決して原発を選ばないだろうし、東京電力で電気を使っている人も、その地域で発電方法を、自ら選ぐ必要があるのではないだろうか?あり方を考えるべきである。

 人は幸せに生きる権利があるというのなら、今のふくしまの状況はあまりにも悲しい。大地と人間の関係を壊し、一次産業の人は仕事ができず、生きるための基本となる家族の関係も壊してしまった。残念なことだが、放射線は遺伝子を破壊し、今後、国はその異常について、補償については、関係性を立証できないという立場をとるようになると思う。下記に年間の積算線量の数値と避難した人口の数値がある。相馬は低い方だが、南相馬は警戒区域も含まれるので、場所によって違う判断が必要だ。安心して住めるふくしまであってほしい。



日野LIVE 報道

  • 2011.12.20 Tuesday
  • 22:15
 

 先日の日野さんのライブ、撮影が禁止されていたので、画像がなかったが、新聞報道があったので、紹介します。記事の最後に、ファクトリーのバッジの記載がありました。

(福島民報 12月19日 2011年) 

常磐線

  • 2011.12.19 Monday
  • 23:15
 

 踏み切りの点滅、警告音。「電車だよ〜!」えんどう豆のみんなは声をあげて喜んだ。3月11日以来、走ることのなかった常磐線が動き出した。えんどう豆から見える懐かしい風景が甦った。今日は試運転だが、今月中には再開する。

 常磐線は、津波と福島第一原発事故の影響で、南相馬市にある原ノ町駅は、東京方面にも仙台方面にも寸断された。それでも隣町の相馬とのわずかの4つの駅の区間が、再開されることになったのだ。電車は車体と車輪が分割され、組み立てられたそうだ。あぁ、日常。少しづつでも取り戻していけたらいいなぁ。

日野皓正 ライブ

  • 2011.12.18 Sunday
  • 20:35
 日野皓正さんのライブが、南相馬市の「ゆめはっと」で開かれた。地元のロータリークラブの主催で、東京と韓国のロータリークラブの応援があって実現した。南相馬ファクトリーで作った特注バッジが、1500人ほどの参加者全員に配られた。ゆめはっとは、名称は南相馬市民文化会館といい、地震で被災して、長いことイベントは開かれなかったが、南相馬が、ふつうに生活ができる一歩として企画されたイベントなのです。日野皓正さんのライブは、トランペットと、ピアノ、ドラム、ベースのアンサンブルがすばらしかった。



 オープニングアクトで、原町高校の吹奏楽部の演奏と放送部のビデオが上映された。原町高校は、南相馬市にあって、福島第一原発より、30キロ以内にあったため、学校は閉鎖され、相馬高校(相馬市)と福島東高校(福島市)にサテライト教室を設けて、授業を行っていた。学生は1/3ほどが転校してしまった。県の野球大会のために、その日だけ集まった生徒たち。エールを送る生徒会長の言葉に、胸が熱くなった。彼の言葉には希望と思いやりがあった。こんな状況でも、原町高校を誇りとしている姿は、すばらしかった。緊急時避難準備区域が解除され、学校に生徒が戻ってきた。悲しい状況ではあるけれど、彼のような人がいる限り、きっと南相馬は再生できると思う。

 避難した人も聴きに来ている人がいて、言葉を交わし合っていた。私も知人に会ったが、家があるのに、5年は戻ってこない予定だという。故郷を捨てなければならない現実が、悔しくて、腹立たしかった。



ステージに立った日野さんの胸に、ファクトリーのバッジを見つけた時はうれしかったなぁ。

作戦会議

  • 2011.12.16 Friday
  • 23:48
 

 今日は、郡山で「南相馬ファクトリー」の作戦会議があった。ファクトリーは、仕事がなくなった南相馬の作業所のために作れれたものだが、県内の福祉関係の数人がプロジェクトを作り、企画と作戦を立てています。私もそのプロジェクトのメンバーの一人なのです。今までの成果は、評価されるものであるが、今後、特注の企画、デザインと営業を担うマンパワーの不足が課題であると話し合った。

 障がい者の仕事起こしといテーマで、ワークショップがあった。まず、仕事は何のために必要か?ブレーンストーミングが行われた。「人として生きていくために、幸せを感じるために仕事をして、人とつながりと持ち、社会とつながり、役割を持つことが必要だ」とみんなで、考えた。仕事がないと自分を知ったり、生活リズムをつくることができない。それは、障がい者に限ったことではなく、人として皆に共通するテーマだ。

 障がいを持つ人の「存在が仕事である」場合がある。彼らは、私たちに、いろいろと気付かせてくれる存在なのだ。震災と原発事故で、いろいろ交流が広がっているが、写真は藤沢の「田火田」さんが来て、お礼に山口洋さんの伴奏で、歌を歌った時の写真。何か楽しそうだ。振る舞ってくれた彼らも、いっぱいもらったものがあるに違いない。彼らはいい仕事をしてくれた。



「うっかりハチベイ」さんが自分の作ったアクリルたわしをプレゼントして、大満足の図

PHOTO BY 松本康男

Aomorelation

  • 2011.12.14 Wednesday
  • 23:17
 

 シンガーソングライターの坂本サトルさんが南相馬の「小高へ帰ろう」というイベントに来てくれて、バッジを作ることを約束してくれました。
 そして、先日、彼の故郷の青森で、
「Aomorelation(アオモリレイション)」という東日本大震災復興支援のイベントが開かれ、バッジを作って頂きました。青森も被災しているというのに、ふくしまに来て、ふくしまの人の気持ちを汲んでくれた事に感謝です。そして支援金を、南相馬ファクトリーに寄付していただきました。Aomorelationのカンバッジが新しい「つながり」を築くきっかけとなればいいですね。協力して頂いた皆さん、ほんとうにありがとうございます。会場は、満員だったそうです。







 いいなぁ、この笑顔! ありがとう! 青森の人! 感謝MAXです!

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