ぼくは相馬、すきだよ。

  • 2011.11.30 Wednesday
  • 23:34
 今度、アイルランド交流演奏会というイベントがあり、えんどう豆と相馬養護学校の生徒が、「ぼくは、相馬すきだよ。」という歌をいっしょに歌うことになりました。こんな曲です。

あんべ光俊さんの曲に、私が詩をつけたものです。津田さん、PV製作、感謝です!

相馬のいい画像がないので、えんどう豆のプロモーションビデオのようになってしまいました。


http://www.youtube.com/watch?v=9Y-1sWZ9jwY

(暫定版です。問題があれば、すぐ消しますのでご了承ください。)


 福島県の漁師は海に出ることができず、ホッキ貝も食べれません。

子供は安心して外で遊べません。

あまりに悲しいので、少しでも、元気がでるような詩にしました。

鹿狼山は、相馬市の隣の新地町にある山で、年越しの時、参拝のため、山に灯が灯ります。


包装紙について

  • 2011.11.29 Tuesday
  • 21:27



 南相馬ファクトリーのバッジに使われている包装紙は、えんどう豆にボランティアに来て下さった縁で、横浜市金沢区の「ごのご」という福祉作業所から頂いたものです。デザインは、利用者の「タンノシゲ」さんのデザインです。なかなか、ステキですよね。
 箱のひまわりのイラスト相馬養護に協力を頂いて、郡山の「ふっとわーく」さんの協力いただいているし、企画は郡山の「にんじん舎」、バッジのデザインは二本松の「なごみ」、製作は「南相馬ファクトリー」が行っているのです。力を合わせると、いろんな展開ができることを実感します。

 原発事故の影響で、風評被害のために、商品が売れなくなったりしていますが、バッジに限らず、みんなでアイディアと出し合って、役割分担しながらできたらいいなぁと思います。不平不満があったり、失敗はありますが、今回、自分の作業所のことだけ考えてしまわないでいたので、全国から多くの協力と支援を受けたのだと思うのです。

 震災前、えんどう豆は小さな作業所で、製品は近場で売っていただけで、その関係も限られたものでした。しかし、今となってみると、全国のいろんな所とつながって、これまで以上に支える人が広がるとしたら、道は拓ける可能性はあると思うのです。

 

見ないふり

  • 2011.11.27 Sunday
  • 21:44



 出張のため、郡山へ。相馬市から→宮城県丸森町→福島県伊達市→福島市→二本松→郡山のルート。線量計を持っての移動であった。

 宮城県丸森町の阿武隈川沿いの山道を福島市へと向かう。阿武隈川には、白鳥が飛来し、柿のオレンジ色との対比が美しかった。柿は実をつけたまま、あるいは、山積みにされていた。丸森は、干し柿の名産地であるが、今年は収穫されていない。伊達市との県境、線量計が鳴りだし見てみると、0.8マイクロシーベルト/毎時と高めであった。見えない放射線であるが、風景が昨年と違うので、わかりやすい事例なのだと思う。車内の計測だが、福島市が概ね0.5マイクロシーベルト/毎時、二本松に入ると0.8マイクロシーベルト/毎時に上がった。これはふくしま全体の問題だ。
 
 ちなみに、えんどう豆は、屋内で0.2〜0.3で、屋外で0.4〜0.6マイクロシーベルト/毎時くらいである。ただ、雨樋が落ちている所が、線量が高くて、利用者の安全のため、バリケードをしておいた。

 今後、空間線量をはかり、ベクレルモニターで食品を確認し、事実に基づいた情報を得ながら、なるべく放射性物質を体内に取り込まないようにする必要がある。取り込んだ放射性物質は、排出するために何が効果的なのか、調べて実践していく必要がある。見えないものだが、見ないふりはできない。

大漁旗の衣装

  • 2011.11.26 Saturday
  • 23:23
 

 相馬養護学校の学習発表会。警戒区域の中にあった富岡養護学校の子も相馬に分教室を設けていて、17人が間借りしている。富岡養護の校長、教頭は、郡山市から駆けつけた。放射能汚染で、学校を追われた生徒と先生たち。来年は、いわきに仮校舎を設けるらしいが、ほとんどが転校になるらしい。

 写真は高等部のよさこい。原発事故で福島県沖で漁ができないが、彼らの着ている衣装は、相馬の原釜漁港から頂いた大漁旗で作られている。彼らは元気に、生きていることを表現してくれた。彼らを先生たちは心を込めて、支援してくれているのがわかる。

 市立養護学校であった時代、貧乏で、体育館もプールもない、バリアフリーでもない学校であった。そのため、県立にして、施設整備して、障がいをもつ子供たちを支援していこうという矢先の原発事故。今後の計画の見通しは立っていない。

 教室2つ分を合わせたホールが会場で、保護者もいつも会場に入りきれないほど狭い。それでも、暖かい幸せな雰囲気を感じる。卒業生の就労先は激減したそうだ。屋外での活動を制限されたままだ。それでも、あななたちは希望であり未来です。

だいじょうぶ日本

  • 2011.11.25 Friday
  • 22:37


 ひばりプロダクションから、「だいじょうぶ日本」というイベントのカンバッジを依頼された。
HEATWAVEの山口洋さんが参加しているMy Life My Messege という相馬応援プロジェクトで、「美空ひばりフィルムコンサート」を開いたのが縁であった。 コンサートに招待され、神奈川に避難している研修生に会いたいと思っていたので、久しぶりに東京に行ったのでした。

 個人的にはHEATWAVEと平原綾香がよかったが、こんなにいろんなジャンルのミュージシャンが見られる機会は滅多にない。収容人数も5万人?とすごい。それにしても、美空ひばりという人はすごくて、フィルムのひばりさんの曲をずっと聴いていたかったと思うのは、私だけだったろうか。比べるとその実力がはっきりわかってしまうのであった。

 震災から一時間が経ち、歌で元気づけられる時がきたようだ。震災後、どうも、涙もろくなってしまって、泣いてばかりいる。はずかしいったら、ありゃしない。そうそう、「だいじょうぶ日本」のバッジは、主にファクトリー「ひばり作業所」で製作されました!今日は、これが言いたかったのです。ひばりの所長の青田さんは胸にバッジ、つけてました。

〜回想〜 (1)

  • 2011.11.24 Thursday
  • 23:48
「ふたばの里」の古市さんに、無理言って、震災後の体験を教えてください、とお願いした。

私を含めて被災した人は、思い出したくないこともあるかもしれないのだが....。





3月11日、眠れぬ夜を過ごした翌日の朝、本人の希望もあったので数人の利用者を一人暮らしの自宅に送る。

体育館や役場に避難していたが自宅の様子を見に帰る人たち。

その時、突如サイレンが鳴り広報無線が町中に流れる。

「放射能漏れの可能性・・・?!」悲鳴や怒号が飛び交う。

死を間近で意識するような胸が押しつまるような不思議な感覚。

車で町外へ避難しようとし寸断された道路は大渋滞になる。

その車群の向かう先と逆方向に、ついさっき送り届けた利用者を迎えに車を走らせた。

恐怖、不安、葛藤。サイレンはいつまでも鳴り響いていた。

グレイな日

  • 2011.11.23 Wednesday
  • 23:25


 保育園に出かけると、園児が戻ってきていて、園庭で遊んでいた。皆、マスクをしている。知り合いの保育士に声をかけると、30分と時間を決めて、遊んでいるという。園庭は、除染を行い、0.1マイクロシーベルト/毎時まで減らし、線量計で計測しながらの活動だ。玄関は、放射性物質を持ち込まないように注意喚起がされていた。園児は、約1/3が戻ってきて生活しているという。よかったねと、手放しで、言えない自分。

 私は相馬市に住んでいる。放射線量は、南相馬より、いくらか低く、0.3〜0.4マイクロシーベルト/毎時ほどだ。私は小学生2人と中学生の親であるが、不安がないといえば嘘になる。この数値をどう読むか。3月11日の地震の時、過去に起きた宮城県沖地震を比べて、どの程度の地震か、考えていた自分がいたが、原発事故は具体的に比べるものがないし、見えないのが困りものだ。10年後、20年後、こどもたちに異変がないことを願わないではいられない。

 障害を持つという事は、認めたくない事実を突きつけられる。子どもが障がいがあって、認めていくには時間がかかった。明らかに、ふくしまに住んでいる事は、障害を持っている、ということななると思う。認めたくない事実があると、ストレスがかかるが、そのストレスで病気になったりするようだったら、今回の場合、引越しもいいだろう。自分もみんなも、ぐたぐた言うのがつかれた頃、前を向いて行動する時がくると信じている。

「おどるなつこ」さん

  • 2011.11.22 Tuesday
  • 22:52
 
 ブログを見て、タップダンサーの「おどるなつこ」さんが、鎌倉から、訪ねてきてくれた。えんどう豆だけではもったいないので、「ぴーなっつ」を会場に、みんなでタップダンスを楽しんだ。靴の上からひもで結んで、タップを付けられるものがあって、最初はコワゴワだったが、最後にはノリノリになって楽しんでいたのでした。




 

 散歩さえも、線量計片手にビビリながらやっているので、屋内で元気に活動できるプログラムはありがたい。バッジの仕事が多くなっていたから、みんなの、ほんとに楽しそうな表情を見ることができたのが良かった。なつこさん、ありがとね。


 屋内の動きのある写真は難しですね。ぶれてしまいました。





 

葛飾

  • 2011.11.21 Monday
  • 23:01


 東京の葛飾の「ALrT.TOKYO」さんからの柴又の特注バッジの注文を受けました。なかなかセンスによいバッジです。画像を送っていただきました。感謝!

 また、葛飾からは、その他に、芸術家集団の「かつび」さんから、「えんどう豆」が支援を受けたり、「かつしかネットワーク」さんから、「あさがお」が支援を受けていて、南相馬でお祭りを企画したりと、縁が深い場所のようです。なぜ、そこに集中するのが不思議ですね。

オカリナサークル

  • 2011.11.20 Sunday
  • 22:01


  オカリナサークルの特注のバッジの注文を受け、相馬市で、震災復興のイベントが開かれたので、子どもたちと参加してきました。南相馬ファクトリーの箱に入れられた バッジを、娘の同級生の小学四年生たちが、おそらく400個以上、大人の手助けなしに、売ってくれていました。(写真を撮ったのですが、電圧不足のためかデータがすべてダメになってしまいましたが、娘が友達から写真を頂いてきた。)
 
 オカリナサークルの演奏者は、200人以上いたと思うけれど、宮城県山元町や、福島県浪江町のサークルの人たちは、津波でなかまを亡くした人がいて、その人たちへの鎮魂と、自らの再出発のためにオカリナを吹いていました。仮設住宅に住んでいる人もいたそうです。被災して、音楽どころではなかった時があったけれど、ひとり一人が、オカリナを吹くことで、前を向いて歩み出しているのがわかりました。音楽のチカラ、感じた1日でした。

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