ふくのしま物語(1)

  • 2014.03.21 Friday
  • 00:04
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 むかし、むかし、青い海と空の間に「ふくのしま」という島があったんだど。

 そこには、人間と精霊が幸せに暮らしていたんだど。

 ある日 、カムラに住む人間が、神様の約束を破って「消えない火」を花園から盗んだんだど。

 神様は怒って、花園を大きな足で踏みつけてたんだと。

 そしたら、ひょうたんの壷が壊れて「消えない火」が外に出てしまったんだど。

 それはそれは、大きな音がして、島が揺れて、黒い雪が降って、島の時計は止まってしまったんだど。

 黒い花が咲いて、黒い魚が踊って、黒い鳥が笑って、大騒ぎになったんだと。

 村の人は困って、アヅという精霊に、「どうしたらいいべ?」と聞いたんだんだげど、「わがんねがら、調べてみっぺ。」と言ったんだど。

 
 つづく。
01.AZU.jpg    
(イラスト;たきざわくるみ+仲間たち)
 

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