相馬と南相馬

  • 2011.09.25 Sunday
  • 09:00
 

 今日は、秋晴れのいい天気です。私が住んでいる所は相馬市で、働いている所は南相馬市です。私は、毎日、30キロほど移動して、えんどう豆に通っています。同じように被災していると思われがちですが、状況は違っています。

 上の写真は、原発から30キロ圏外にある、相馬市の水田の状況です。このシーズン、田んぼの中の道を車で走るのは心地よいものです。大地の恵みを実感できるし、このお米が新米になって、食卓に出てくる訳ですから、秋は大好きです。撮影のため足を止めると、イナゴが飛び跳ねて、秋風が稲穂を揺らします。

 でも今年は、二本松市で放射性物質が検出されて、福島の米が、風評被害で出荷しても、売り物になるかどうか心配です。我が家でも、知人や親戚にお裾分けする事があるので、どうしたらよいか、困っています。もちろん、我が家では、食べますが。

 


 この写真は、南相馬市の鹿島区の海岸線に近い田んぼの状況。生えているのは、米ではなく、雑草です。津波で塩を被り放棄されて、除草していないので、田んぼには見えません。
バックホウで、表土を剥いでいる田んぼや、トラクターで除草されている田んぼもあります。
今年、南相馬市の全域は、米の栽培をしない事になっていて、特別な地域である事を実感します。

 農家のおじちゃん、おばちゃんが、どんな思いで、田んぼを眺めているのかと思うと、悔しい思いでいっぱいになります。事故とは言え、ここに住む人の生きる証しを奪ってしまっていいものなのか、国は原発存続に向けて動くでしょうが、私はここに住む事を選択した人間ですので、はいそうですか、と言えないです。技術は人が幸せになるために使うべきですし、じいちゃん、ばぁちゃんの気持ちや、引き継いできた文化をもっと大事に考えて欲しい。人は大地によって生かされていることを、じいちゃん、ばぁちゃんたちは、体で知っています。




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